馬主の(有)サンデーレーシング・吉田俊介代表(48歳)は、「福永君が完璧に乗ってくれました。こんなにうまくいくとは。内(の馬場)が良くないので、枠も味方してくれたのかも。それにしても…」と喜びを爆発させた。
「ドレフォンの子という先入観があって、(暮れは)マイルの朝日杯FS(5着)に向かったが、悪いことをしたという気持ち。喉(のど)の問題もあり、長いところはどうかなとも。王道のGⅠを勝つのは大したもの。次はもちろんダービーです。行かない手はないし、きょうの内容から楽しみです」と2冠に意欲をみせた。
生産者のノーザンファーム・吉田勝己代表(73歳)もジオグリフの勝利に感心しきり。「イクイノックスが振り切ったかと思ったが、最後の脚には本当にビックリ」と言い、続いて「2000メートルのGⅠを勝った意味は大きい。7ハロン戦が圧倒的に得意で、種牡馬としては最高で、不思議な馬です」と父のドレフォンをたたえた。