2歳の馬齢重量は10月以降55キロで、3歳クラシックの重量は57キロ。ホープフルSから【中山11R・皐月賞】へ直行するステップには、一気に2キロ増の不安がつきまとう。3年前と2年前の優勝馬は問題にしなかったが、今年のキラーアビリティは前記2頭と異なり無敗で臨むわけではない。すでに2敗を喫しており、ホープフルSの勝ちっぷりも余力十分とは言い難かった。3歳戦で56キロ以上を経験している好素材に注目したい。
昨年同様、共同通信杯のレースレベルは高かった。稍重を考慮すれば優秀な勝ち時計。3着馬が次走でGIIを制したようにメンバーの質も評価できる。ただし、勝ったダノンベルーガは右回り未経験。
本命は2着のジオグリフ。札幌2歳Sを圧勝しており、右回りで小回りの中距離が最も合う印象だ。デビュー戦から着実に体重を増やして唯一、57キロも経験済み。大一番に向けての上積みは最も大きい。
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