昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュースは、栗東DPコース単走で確かな伸びを披露。最年長クラシック制覇を狙う武豊騎手(53)=栗・フリー=は意欲満々だ。
--前哨戦の弥生賞ディープインパクト記念は2着
武豊騎手「初めての距離でしたが、前半少し力んでいたぐらいで、それほど大きな問題はなかったですね。勝ちたかったですが、内容的には悪くなかったです」
──6日にまたがった1週前追い切りの感触は
「相変わらずいい動きというか、デビュー前の調教からずっといい動きです。前走は少し体つきに余裕があるのかなという感じでしたが、今回のほうが少し強めの調教ができたので、そのあたりが乗ってみてすっきりしていますね」
──前走で中山2000メートルを経験した。皐月賞の舞台適性は
「悪くないと思いますよ。割と器用さもある馬ですし、今までどんな競馬場でも走ってきてくれているのでね。総合力が高いと思います」
──陣営が凱旋門賞登録を明かした
「登録したと(松島オーナーから)聞きました。まだ先の話ですけどね。(参戦は)皐月賞、日本ダービーでの走りを見て決めると、おっしゃっていました。そういう期待を持ち続ける結果を出したいですよね」
──3冠レースの第一関門で、海外挑戦にもつながる重要な一戦
「夢は広がりますし、そういうレースができればいいですけどね。(皐月賞を)長く勝っていないですけど、勝ちたいなと思っています」
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昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュースは、栗東DPコース単走でラスト1ハロン11秒1(6ハロン86秒5)をマーク。馬なりでも反応が良く、シャープな脚さばきで好気配をアピールした。友道調教師は「リズム良く、しまいを伸ばす感じで動きは良かったです。精神面も2歳の頃に比べると大人びています。体つきもコロンとした体形がシャープになっています」と好感触を告げる。既に凱旋門賞登録を済ませており、「日本の代表として春はいい成績を残したい」と力強く語った。
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