【ボートレース多摩川 オールレディース・リップルカップ】
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ボートレース多摩川の『GⅢオールレディース・リップルカップ』は6日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守屋美穂(33)=岡山=がインから逃げて快勝。2月の桐生レディースオールスターに次ぐ今年3度目&当地初の優勝を飾った。2着は田口節子、3着には落合直子が入った。
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桜の花びらが舞い散る春の暖かい陽気の中で行われた優勝戦は、6選手全員が女子屈指の実力者。気配も上々という激戦必至の様相となった。レースは、今シリーズをリードしてきた絶好枠の守屋が盤石の逃げで外の攻撃をシャットアウト。ウイニングランでは、集まったファンの声援に大きく手を振りながら満面の笑みで応えた。
「多摩川は乗りやすくて好きな水面だけど、なかなか結果を出せなかった。(優勝戦は)逃げたいという強い気持ちでレースに臨みました」
気合十分の走りを披露して、念願の多摩川初優勝。「いいスタートが思い切って行けたし、仕上がりも良かったと思います」と相棒58号機の調整は万全で、文句なしの足に仕上げてシリーズを制した。
「(リズムは)良かったり悪かったりですね。悪いときでも舟券に絡めるように地力をつけていきたい。これからも一戦一戦、強い気持ちを持ってレースに臨みたいです」
次走は14日からのからつ一般戦。そして来月にはファン投票第3位で選出されたSG第49回ボートレースオールスター(宮島、24~29日)が控えている。ビッグレースへ向けて勢いを加速させた守屋は、これからもファンの期待に応えるために貪欲に腕を磨き、勝利を目指す。(立山友基)
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