2022年のSG第1弾、ボートレースクラシックは19日、大村ボートで4日目に突入する。逆境を乗り越え、2018年以来、大会2度目の18強入りを目指す。〝平成生まれ初のGI覇者〟羽野直也が3日目3Rで3着に食い込み、オール3連対をキープした。
「気象条件が変わったのでペラをやったけど出足が甘かった。でも2日目のようにしっかりと合えば、いいレベルです」
当地は17年10月の65周年で、平成生まれとして初めてGⅠを制してボートレース史に名を刻んだ思い出の地。初日6Rで不良航法による減点10の痛手を負ったものの、好パワーの13号機を味方に1日早い勝負駆けに成功した。水面相性は良好で、足に不安もない。
昨年9月の徳山ヤングダービーでプレミアムGⅠ初Vを飾り、グランプリシリーズでは初の予選突破(準優は転覆失格)。今年も1月の芦屋69周年と2月福岡の九州地区選で優出(ともに4着)、直前の若松69周年では地元GⅠ初制覇を果たした。「地元のGⅠを勝つことを目標にしていた。すごくうれしいです」と、最高のリズムで今年のSG開幕戦を走っている。
得点率は36位。準優進出には4日目1、10Rで連勝が条件となるが「気象条件が変わると思うので、しっかり合わせたい」とさらに集中力を研ぎ澄ます。予選突破、そして今度は〝平成生まれ初のSGウイナー〟へ…。勢い満点の26歳が、まず1号艇で挑む前半戦で必勝態勢を築く。(加納空樹)
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