フィギュア

2018.2.22 05:02

男子フリーで仰天!中国ジャッジが露骨ひいき/フィギュア

16日の男子SPで演技する金。平昌大会ではメダルを逃したが、4年後に自国で開催される北京五輪で王者を目指す (撮影・松永渉平)

16日の男子SPで演技する金。平昌大会ではメダルを逃したが、4年後に自国で開催される北京五輪で王者を目指す (撮影・松永渉平)【拡大】

 平昌五輪のフィギュアスケート男子で中国人審判の陳偉光氏が、自国の金博洋(20)=中国=にライバル選手よりも高い得点をつけたと、海外メディアが21日までに報じた。

 17日のフリーで、ショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=の演技点に、陳氏だけが10点満点で8点台を付けた。一方、金には転倒したジャンプ以外、技術点の全項目で最高のプラス3点を付けた。審判が出した最高点と最低点を除く平均が得点になるため、陳氏のジャッジが順位に直接影響することはなかったが、金に甘い傾向が出た。

 宇野は2位で銀メダル、金は4位でメダルを逃した。サンケイスポーツ評論家で、1976年インスブルック五輪代表の佐野稔氏(62)は「自国の選手に少し高く得点をつけることはある」としつつも、「今回は明らかにバレバレ。金を表彰台に乗せたかったんだろうけどね」と陳氏の心情を推測した。

 2002年ソルトレークシティー五輪で、不正な得点の操作が発覚。国際スケート連盟(ISU)はこの事件以降、採点する審判を抽選で決めるように変更した。陳氏はこの日行われた女子SPの審判に選ばれなかった。

フィギュアスケートの採点方法

 ジャンプやスピンなど要素ごとに難度に応じた基礎点を定め、出来栄えでジャッジが加点、減点した合計が技術点。これと表現力を示す5項目を得点化した演技点を合算する。以前は相対評価の6点満点方式だったが、2002年ソルトレークシティー五輪の不正採点事件を機に透明性を高めるため加点方式にした。

  • 陳偉光氏・男子フリー主な選手の演技点の採点