ジャンプ

2018.2.21 05:00

【絆トーク】伊藤有希「ジャンプは誰かのために飛んだほうが勝てる」 沙羅に駆け寄った理由

特集:
伊藤有希
2回目のジャンプを終え、涙ながらに伊藤有希と抱き合う高梨沙羅=2月12日、アルペンシア・ジャンプセンター(撮影・松永渉平)

2回目のジャンプを終え、涙ながらに伊藤有希と抱き合う高梨沙羅=2月12日、アルペンシア・ジャンプセンター(撮影・松永渉平)【拡大】

 平昌五輪もあと5日で閉幕。もちろん勝者に目が向けられるのだが、こんな選手がいるのかと驚嘆した出来事があった。

 ノルディックスキー・ジャンプ女子は、高梨沙羅(21)=クラレ=が銅メダルを獲得。真っ先に「おめでとう」と駆け寄ったのが、9位に終わった伊藤有希(23)=土屋ホーム=だった。

 本当は悔しいに決まっている。帰国した伊藤に聞くと「沙羅ちゃんが4年間苦しんでいたことは知っているから、喜ぶ顔が見られたのは本当にうれしいんです。ジャンプは自分のために飛ぶより誰かのために飛んだ方が勝てる。悔しいというよりは申し訳ない」。

 記者より10歳も年下で、こんな考えを抱ける人間がいるのか…。一気に伊藤のファンになってしまった。 (五輪競技担当・角かずみ)

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