フィギュア

2018.2.21 05:00

【佐野稔の舞評論】宮原はジャンプ修正、坂本は緊張に打ち勝て

特集:
坂本花織
宮原知子
練習する宮原知子=江陵アイスアリーナ(撮影・納冨康)

練習する宮原知子=江陵アイスアリーナ(撮影・納冨康)【拡大】

 きょうSPが行われるフィギュアスケート女子のメダル争いについて、1977年世界選手権(東京)銅メダリストでサンケイスポーツ評論家の佐野稔氏(62)が展望した。

 女子の場合、日本勢は銅メダルに届くかどうかが焦点になる。団体のSPで自身の持つ世界最高得点を更新したメドベージェワと、フリーで自己ベストを出したザギトワの2人で金、銀のどちらかを分け合うことは確実。銅メダルを6人が争う大混戦になるだろう。

 銅メダル候補の一人、宮原は、やはり団体のSPで回転不足を取られたジャンプに不安が残る。回転不足かどうかを判断する3人のジャッジは、個人戦のSPにも団体と同じ3人がつくようだ。かなり厳しい目を持っているようなので、ジャンプを修正できていることが銅メダル争いの必須条件になる。

 坂本は、緊張に打ち勝っていつも通りの演技ができるか。団体はあきらかに緊張しており、持ち味でもある躍動感に欠けていた。SPで75点以上を取れれば、銅メダルに近づくと予想する。年末の全日本で73・59点、1月末の四大陸で71・34点をマークしている坂本は、まずSPで自己ベストを出すことが必要だ。

 演技点に定評のあるコストナー、ジャンプの迫力で勝負するオズモンドやデールマン、団体フリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させた長洲未来にも銅メダルの可能性がある。3位争いは、まれに見る激戦になるだろう。 (1976年インスブルック五輪代表)

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  • 公式練習で調整する坂本花織=江陵(共同)