コラム

2018.2.7 05:00(1/2ページ)

【五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔】政治的な思惑から離れ正々堂々と戦う価値を示せ

特集:
五輪を語る 産経新聞特別記者・佐野慎輔
ソチ五輪フィギュアスケート女子で優勝したロシアのソトニコワ(右)。平昌五輪ではロシアの国旗で勝利を祝うことはできない。左は2位の韓国・キム・ヨナ

ソチ五輪フィギュアスケート女子で優勝したロシアのソトニコワ(右)。平昌五輪ではロシアの国旗で勝利を祝うことはできない。左は2位の韓国・キム・ヨナ【拡大】

 平昌冬季オリンピックは9日の開会式で、17日間の会期の幕をあける。

 大会には冬季史上最多92カ国・地域から2925選手が参加、前回ソチ大会よりも4つ多い102種目でメダルを競う。

 ロシアは国ぐるみドーピングで単独選手団での参加はできない。それでも、169選手を個人資格で送る。幾人もの優勝者を生むことだろう。

 しかし、彼ら「ロシアからのオリンピック選手(OAR)」は、祖国の国旗、国歌で勝利を祝うことはできない。

 選手個々の責任ではないが、なぜ、こうならざるを得なかったのか。参加するすべての国・地域の選手、関係者一人一人が思いを致さなければならない。

 国際社会を巻き込んだ騒動の末、北朝鮮が参加する。統一旗を掲げた韓国との合同入場行進は、どんな意味をもつのか。平昌を機に雪解けに進むとは到底思えない。

 開会式前日、北朝鮮は軍創建70周年を記念する軍事パレードを行う。友好という衣の下の鎧を隠そうともしない。期間中、応援という美名で韓国と大会を翻弄し続ける姿が想像できよう。

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