SANSPO.com×ポケモンGO調査隊

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2019.8.30

ソウル五輪「バサロ」で金! 子供の頃に好きだったゲームはパックマン 【スポーツ庁長官】鈴木大地隊長「体を動かしてもらう、きっかけになる」
認定アプリ第1号!

長官室で第2回『ポケモンGO調査隊』の紙面を手にする鈴木隊長。同年代のいとうまい子隊長の報告に興味津々(撮影・田村亮介)

 10週連続での調査隊報告も最終回を迎えた。最後の隊長は、1988年ソウル五輪男子100㍍背泳ぎ金メダリストでもある、スポーツ庁の鈴木大地長官(52)。『ポケモンGO』をスポーツ庁の認定アプリ第1号にした経緯や、実際にプレイした感想、今後の構想などについて語った。調査隊の活動は今後も続きます。(取材構成・田代学、鈴木智紘)

文科省の周りにポケストップ

 地道な活動を続けてきた『ポケモンGO調査隊』にとっても、うれしいニュースだった。ポケGOが先月、スポーツ庁の認定アプリ第1号になった。東京・霞が関の文科省内にあるスポーツ庁の長官室で先週、鈴木隊長が経緯を明かした。ポケGOについてのインタビューに応じること自体、異例のことだ。

 「スポーツをプロモーションするなかで、スポーツに全く興味のない人たちに、どうやってスポーツの良さを知ってもらうかで随分と悩んでいました。ポケモンGOは、そういう人たちにアクセスできるいいチャンス。体を動かしてもらういいきっかけになるかな、と思っています」

 スポーツ庁は7月1日から国民のスポーツ参画を促進する「Sport in Lifeプロジェクト」 をスタート。日常生活でウオーキングなどの運動を推進する企業や団体に独自の「お墨付き」を与えている。スマホアプリで第1号になったのがポケGOだ。

Sport in Lifeプロジェクト

スポーツ庁が自治体や企業などと一体となり、国民のスポーツ参画の促進を目指す試みで、7月からスタートした。同庁の2018年度の調査によると、成人の週1度以上のスポーツ実施率は55・1%。このプロジェクトでは、新たにスポーツ人口を1000万人以上拡大し、実施率を65%まで引き上げる目標を掲げている。関係機関が今後実施する取り組みに共通のロゴマークを利用し、機運を醸成する。

 「ゲームは子供のときにだいぶやりましたよ。一番はまったのはパックマンかな。ゲームセンターには不健全なイメージがなくもないけど、これ(ポケGO)は外に出て歩いていかないとポケモンをゲットできないし、ゲームも進んでいかない。足で得点を稼ぐようなところがあるので、今までリーチできなかった人たちが歩いたりしてくれるだろうなと期待しています」

 スポーツ庁が推奨するのは1日8000歩のウオーキング。同庁がサイトで引用している「中之条研究―1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準一覧」によると、高血圧や糖尿病などの予防が期待できる。鈴木隊長も早速ダウンロードをして、プレイを始めた。

 「レベルは15です。まだ分からないことが多くて、詳しいスタッフに聞きながらプレイしています。今は結構暑いですけど、ちょっと歩くと、(ポケストップなど)いろいろあるから、ついつい行ってしまう。時間があると、アプリを開いていますよ。ここから昼ごはんを食べに行くときとかね。(ポケストップやジムが)文科省の周りにもあるんですよ」

 IOC(国際オリンピック委員会)には「(ゲームの)画面がスポーツの機会を奪っている」と主張するメンバーもいるという。だが、鈴木隊長はリアル(現実)とバーチャル(仮想)が融合しているポケGOを実体験したことで、ゲームとスポーツは相いれないという先入観を払拭された様子だ。

 「ポケモンGOは3年くらい前にデビューして、しっかり根付いている感じがある。ステージが上がったり、ポケモンが何百種類もいて、(図鑑が)埋まっていくのはうれしい。(ポケストップやジムのフォトディスクで)名所や旧跡の名前が分かるだけでもおもしろいですね。大人が夢中になるのも分かります」

地方もにぎわうアイデアを

 調査隊ではこれまで、ポケGOがコミュニケーションや観光振興に活用されていることも報告してきた。来月にはラグビーW杯、来年には東京五輪・パラリンピックが開催。多くの外国人観光客の来日が予想されるとあって、鈴木隊長は三陸鉄道や鹿児島・指宿市の取り組みを紹介した紙面を興味深そうに眺めた。

 「プラットホームはある程度できているので、あとはどういうアイデアでおもしろくバージョンアップさせるか。(スポーツ庁は)スポーツだけでなく文化とかツーリズムとかもやっていますので、われわれも考えます。地方もにぎわうようなものをね」

 10週前、調査隊はポケGOの健康効果や第2次ブームの真偽を探りながら、読者に楽しんでもらうことを目的に掲げて発足した。スポーツ庁認定アプリ第1号になったことで、早くも読者から「後ろめたい気持ちが薄れた」という声も届いている。第2次報告に向けて、ポケGOだけでなくスポーツ庁の動きも調査していく必要がありそうだ。

泳いでもゲットできたら
リクエスト

 ソウル五輪決勝でバサロキックによる潜水距離を5㍍伸ばして金メダルを獲得した鈴木隊長は、現在でもジョギングやウエートトレーニングで体を鍛えている。「技術的に自転車との区別が難しいかもしれないけど、走って運動強度を上げたときに、もっと珍しいポケモンが手に入るようになれば体力増強に直結する。(耐水スマホを使用して)海で泳いだら、水生(みずタイプ?)のポケモンが捕れるのはどうかな」。今でも13階にある長官室まで366段の階段を上がって登庁するほど体力には自信があるだけに、アスリート目線の要望が相次いだ。

鈴木大地 (すずき・だいち)1967(昭和42)年3月10日生まれ、52歳。千葉・習志野市出身。市船橋高、順大、順大大学院。7歳から水泳を始め、84年ロサンゼルス五輪に出場。88年ソウル五輪男子100㍍背泳ぎで、日本競泳陣16年ぶりの金メダルを獲得した。2013年に歴代最年少の46歳で日本水泳連盟会長に就任。15年から初代スポーツ庁長官を務めている。既婚、2児の父。

耳より情報:9月3日から9日まで「ライコウ」「エンテイ」「スイクン」がレイドバトルに登場の噂

10週にわたってご愛読ありがとうございました!
これまでの紙面プレイバック

「やっている」アナタはもちろん!「もうやっていない」「まだ始めていない」アナタのための全10回スペシャル講座。

第10回「フレンドと一緒に『ポケモンGO』を楽しもう!」

もし一緒に『ポケモンGO』を遊ぶトレーナーがいるのならば、ぜひフレンドになるといいでしょう。フレンド機能を活用すれば『ポケモンGO』がより楽しくなりますよ。

フィールド画面から自分のアイコンをタップし、「フレンド」と書かれた部分を選択するとフレンド一覧の画面に移ります。その画面にある「フレンド追加」からフレンドを登録していきましょう。

フレンドを登録する場合、相手のトレーナーコード(12桁の数字)を入力するか、二次元バーコードを表示してもらい読み取るという方法がおすすめ(読み取る場合、上記画像の二次元バーコードという部分をタップすればカメラが起動して読み取れるようになります。自分の二次元バーコードを表示する場合は、アイコンの横をタップすればOK)。
また、Facebookアカウントからフレンドを追加することもできます。

登録が完了すると、フレンド一覧画面に相手の名前が表示されます。相手が最近どんなポケモンを捕まえたのか、相棒ポケモン、歩いた距離、捕まえたポケモンの総数などのゲームプレイ状況も確認することが可能です。

フレンドがいる場合、ポケストップで入手した「ギフト」を贈りあうことができます。これを受け取るとさまざまな道具を入手できるだけでなく、特別なタマゴが手に入ることもあるようです。また、お互いにトレーナーレベルが10以上で近くにいる場合はポケモンの交換も可能となっています。

このほかにも育てたポケモンで対戦したり、一緒にレイドバトルに参加することもできます(※対戦・レイドバトルはフレンドでない相手とも遊べます)。上記のような行動をフレンドと一緒に行うと、相手との「仲良し度」が上昇。仲良し度は知り合い・友達・仲良し・親友・大親友の5段階が設定されており、上昇するとさまざまな恩恵が受けられるのです

ポケモンを交換する際はコストとしてほしのすなが必要になるのですが、仲良し度が高ければそれが少なくなるうえ、まだ図鑑に登録されていないポケモンや伝説のポケモンなども交換できるようになります(ただし、まだ図鑑に登録されていない・伝説のポケモンは「特別な交換」というものに該当。1日1回のみとなっています)。また、レイドバトルでは仲良し度に応じてアタックボーナスが発生してバトルを有利に進められるほか、ボスポケモンを倒したあとにもらえるプレミアボールの数も増加します。

大親友になったフレンドがいる場合、運が良ければその相手が「キラフレンド」になることもあります。キラフレンドとポケモンを交換すると、交換したポケモンがより強く育てやすい「キラポケモン」になるのです。なお、相手がキラフレンドでない場合でも運がよければ交換時にキラポケモンに変化する可能性はあるので、積極的にポケモン交換を試してみるのがいいでしょう。

以上でSANSPO.COM的『ポケモンGO』講座はすべて終了となります。ここまで読んでいただけたのであれば、もうすっかり一人前のポケモントレーナーになっていることでしょう。これからも『ポケモンGO』を通じて、『ポケットモンスター』の世界を楽しんでください。

本講座(全10回)の担当ライター:渡邉卓也(@SSSSSDM)。IGN JAPANや現代ビジネスなどで記事を執筆するフリーランスのゲームライターで、好きなポケモンは「タブンネ」と「ニャスパー」。

サンスポ紙面(2019年8月30日付)