2018.5.11 17:56

【畑史進コラム】あぁ素晴らしきかなTVゲーム第108回 僕はゲーマーとして引退するのはいつなのか?

【畑史進コラム】

あぁ素晴らしきかなTVゲーム第108回 僕はゲーマーとして引退するのはいつなのか?

特集:
畑史進
『最後のジェダイ』はオーバーラップするところがあるんで、いろいろ考えさせられた

『最後のジェダイ』はオーバーラップするところがあるんで、いろいろ考えさせられた【拡大】

 ここ最近『レディプレイヤー1』のIMAX版を見に行ったんですよ。以前コラムで紹介したときは、関係者試写で見たものだから、正直絵はあんまり明るくなくてストーリーと全体的な構図くらいしか追うことができなかったんだ。

 ところがIMAX版になると、元の映像がIMAXに向けて最適なチューニングがされていたこともあってか、作品の印象が大きく変わったと言ってよいほど同じ映像が違った作品のように見えたんですよ。

 僕は普段から眼鏡をかけているんで、IMAXを見るとどうしても、眼鏡オン眼鏡、ダブル眼鏡になるから邪魔でしようがない。IMAXそのものに疑問を覚えている側の人だから、正直このIMAXチューニングもなんだかなぁと思った。

 映像技術の進歩には眼を見張るものがあるけど、3Dの時から続く眼鏡問題をいい加減解決してほしいんだよね。

 次は眼鏡なしの最高の映画体験を!という路線でおねがいしますよ。

 映画の話ばかりで興味のないゲーマー諸君には申し訳ないが、もう少しだけ続けさせてほしい。

 ここ最近『レディプレイヤー1』だとか、『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』を見ていると、この両作品にはある共通点があって、それはまるで、自分の将来を映し出しているような気がしてならないのだ。

 どういうことかというと、この両作品、ある人物が人生の終わりを迎えるのだが、彼らは最期に他者に対して何を残し、どのようにして自分のキャリアから身を引くのかということが描かれており、作品の一つのテーマとなっている。

 ふと、これを自分の人生に当てはめたとき、「一体自分は今の仕事をいつまで続けられるんだろう」とか、「ゲーマーとしてあとどれくらい前線でも戦えるんだろう」とか思ったりするのだ。

 何言ってんだこいつ。って思うかもしれないけど、オンライン対戦ものだったら、色んな人と戦って自分がある程度勝つことができるからそのゲームを続けられているわけで、これが年齢を重ねて反射神経が追いつかなくなってくると確実に負けが続く。

 敗戦率が9割超えちゃうともその類のゲームは二度とやらなくなるだろう。

 同様にスポーツゲームや、極度にタイミングの見極めを迫られるアクションゲームも年齢の衰えとともにやり辛くなって来るはずだ。レースゲームになると昨今話題になっている、逆走、暴走、迷走老人みたいになって、笑い者にされるのがオチじゃなかろうか。

 じゃあ『ドラゴンクエスト』みたいにターン制のコマンド選択式RPGならゆっくりできるでしょう、おじいちゃん。といわれてもそればっかり遊ぶのも辛い。

 本来先の事、特に体の衰えを気にして娯楽の引退を考えるなんて、これほどばからしい悩みもないかもしれない。

 ただ、年齢とともに遊ぶゲームのジャンルが狭まっていくことに、僕は怖さを感じているのだ。

 こう思うようになったのもきっかけがある。

 最近小学生の頃友達と狂ったように遊び倒した『クラッシュバンディクー レーシング』を遊んだら、昔のレコードが出てきて、これに挑戦しようと思ったのだ。大人になった今なら超えることはなくても、近いタイムは出せるはずと思った。

 なんと結果は、20回挑戦してもタイムが近づくことはなく、揚げ句昔のショートカットはほとんどできなくなっており、ショックを受けたのだ。

 おそらく、昔の自分は何かコツをつかんでいて、コースのライン取りもしっかりしていたのだろう。それが全く思い出せないし、ショートカットのミス連発も、反射神経が鈍ってきている証拠かもしれない。

 まぁ、ただの娯楽なんで、引退だとかなんとか大げさに言うこと自体、ばかばかしいことかもしれない。だけど感性が凝り固まったり、自分のプレイスキルが標準以下になったら、今の仕事は続けられなくなってしまうかもしれない。

 そう思えば、まだ体が自由に動かせる間はもっと気を引き締めてバリバリゲームをしまくるしかない。

 ボヤボヤしてられないぞ!

畑 史進

「畑 史進」イメージ画像フリーランス声優・ナレーター フリーランスライター。日々、ゲームネタを漁りながらニコ生放送にも出演。スター・ウォーズ解説員、TVゲーム解説員としても活動中。