2018.5.8 14:16

【高橋信之コラム】リーディングガール

【高橋信之コラム】

リーディングガール

特集:
高橋信之
薄い本といっても同人誌じゃありません!

薄い本といっても同人誌じゃありません!【拡大】

 常々思っているんですが、本を読む女性って魅力的ですよね。

 ときたま気分転換のネットサーフィンで「本を読む女優探し」しておるんですが、最近見つけた珍しい一葉。

 マーベル・コミック『キャプテン・アメリカ』を息子と読むオードリー・ヘップバーン!  男の子はイタリア人医師アンドレア・ドッティとの結婚期間 (1969年 - 1982)に生まれた息子ルカ・ドッティ (1970年生)と思われます。

 前夫メル・ファーラーとの間に生まれた長男ショーン(1960年生まれ)は、この時は15歳なので次男のルカくんでしょう。

 さて気になるのはオードリーが読んでいるコミックがいつのものかというコト。

 というか見覚えがない、これ。

 いえ、1940年冬の創刊から1975年(写真の撮影年)までの全巻のカバーを覚えているわけじゃないんですが、『キャプテンアメリカ』のコミックのカバーには、いくつかデザインチェンジタイミングがあるんですね。

 まず、1968年春の第100号から誌名ロゴがトリコロール(トライカラー)すなわち赤・白・青の国旗色に変わってます。ちなみにブラックパンサーが登場したのも、この号。

 アメリカでは黒人の公民権は確保されたものの依然として差別はなくならず、キング牧師の暗殺(1968年4月4日)も起こった年です。

 ノーベル平和賞の受賞者(1964年)が暗殺される国って、どうよ。

 しかし、このタイミングで、ブラックパンサーを登場させたスタン・リー、すごいな。

 で、コミックカバーの話。

 1975年のオードリーが息子ルカくんと読んでいたのは、1968年以前の号?   

 で、そこを調べようとカバーデータベースを探してみても、同じ絵柄(シールドを持ち右足を踏み出してるキャップ)は、ないんです。

 うーむ、現地で翻訳出版されたバージョン?

 イタリアでは1960年代から現地語版が出ているので、おそらくそれなんでしょうね。

 エクストライシュー(別冊)やコンバイン(合本)などの単行本にしては、薄いしなあ。

 いや、薄い単行本もあるから、それかしら?

高橋 信之

「高橋 信之」イメージ画像スタジオ・ハードデラックス株式会社 代表取締役 東京国際アニメフェア実行委員 日本アニメーター・演出協会 応援団長 アニメ記者クラブ/アニメプレスセンター 起案者・理事「出版や広告、商品開発、映像メディアで活動するプロデューサー/プランナー。アニメ、SF映画、ビデオゲーム、玩具、デジタルデバイスなどを得意分野とし、多くの雑誌編集者やデザイナー、映画監督と交流する。

  • 次男ルカくんに読み聞かせる母オードリー
  • パブリシティショット(宣伝用撮影)にしてはクオリティが低く、どこかの外出先で一般人に撮られたスナップかも?
  • バツイチの後、旅先で知り合ったイタリア人医師と恋に落ちたオードリーさんと家族
  • 創刊号からヒトラーを懲らしめにいっていてアメリカ万歳感がハンパない。ちなみにこの時点でドイツとは開戦していません。
  • 戦後、もっとも有名となったキャップのポーズ
  • 1968年の100号記念から、ロゴタイトルが三色旗に!ブラックパンサーも初登場!
  • サイズが分かりにくいんですが、これはポケット版シリーズ。日本のコミックスの元になった少し小さな単行本です。