2018.5.1 10:48

【伊藤崇コラム】「声優になろう!」#032 オーディションの話2

【伊藤崇コラム】

「声優になろう!」#032 オーディションの話2

オーディションの話2

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 ここ数回、オーディション、キャスティング、主役などについて書きましたが、じゃあ、お前はどうなんだ?ということですが、はっきり言って、前にも書きましたが企画の段階で決まっています。と言うのが本音です。

 まあ、それじゃあ、そこで終わってしまうのでもう少し、企画段階でややもすると、主役がなんかの理由で変わると、一人だけ、その声優のイメージが残ったまんまで、違和感が出たりと、ただ、アフレコに入り始めると無くなるのですが、そこまではイメージが残ったりしますね、正直。

 それはそれとして、オーディションでの選ぶポイントも結局、企画段階での主役に近い人を選んでしまうでしょうね。

 しかし、それでも自分なりのポイントは持って臨みますが。

 それで、自分のポイントは何かと言うと、やはり、ベタな言い方かもしれませんが、その人自身のパーソナルな部分でしょうか。

 嫌なやつ、頓珍漢なやはダメだし、あ、そういえば、失敗しても、噛んでも、なんか、一生懸命さが伝わる人は好感が持てますね。もちろん、キャライメージが優先であることは間違いないのですがね。

 ただ、心に残った人って、他の役をやってもらおうか、みたいなことになるときもありますよ。選んでる側も人間ですからね。

 もっと言うと、その作品に協力的か否かは私の立場からすると、非常に大きいですね。

 これは色々あるのであんまり書きませんが今のご時世ですと、そこは気にするようにしています。それぞれ考え方があるので、強制はしませんが、こちらはこちらの事情があるので、そこは、すご~く気にします。

 ところで、私のワークショップについて聞かれたので、少し話をさせてもらいます。とにかく、仕事の取れるプロになってもらいたいと思っています。また、いろんなアプローチでプロになれるように少しでも背中を押していこうと思います。

 言葉では適当なこと言っていますが、結構、有名な作品を手掛けているシナリオライターのオリジナルシナリオを使っての講義なんてなかなかないでしょ?

 既存のシナリオは考える力がつきにくいので、やはり、手あかの付いていないシナリオが効果てきめんです。

 今まで、もしかしたら無駄なのでは?と思っていたカリキュラムの必要性がどれだけ大事なものだったか、お分かりいただけて、感謝しております。

 人を育てるのはそう簡単に、短期でできるものではありません。短期でできるなんて言っている輩は疑ってください。私に任せればとか、私ならできるなどと、簡単に言っている輩も疑ってください。物事には、段取り、段階、プロセス、状況、条件があるのです。

 人を育てることほど難しいものはないのです。

だから、誰と出会えるかによって、結構重要だったりします。そういう意味では私のワークショップのみなさんは不幸かもしれませんが。(笑)

伊藤崇

「伊藤 崇」イメージ画像(いとう・たかし) 某大手印刷会社にて、アートディレクターとして活躍後、アニメ業界に転職。プロデューサーとして、(株)アクタス(株)セブンアークスで活躍し、現在、スタジオ藍丸で活動している一方で、有名漫画家の個展企画やIMTACで声優養成所講師として活動している。声優ワークショップOTTIの主催者 HP:(http://aska.gr.jp/otti/