2017.2.24 19:28(4/7ページ)

【上坂すみれコラム】「上坂すみれの文化部は夜歩く」ヲタカル版(47) 進化するロリータファッション

【上坂すみれコラム】

「上坂すみれの文化部は夜歩く」ヲタカル版(47) 進化するロリータファッション

特集:
上坂すみれ
キャッシーさんと

キャッシーさんと【拡大】

 お店に行くのもすごく楽しいです。店員さんはおのおのコーディネートをされておられますが、あれは自分でコーディネートされているのか、キャシーさんに聞いてみました。

 「私ももともとは店員からだったのですが、毎日自分でコーディネートして、お店にはそれを着ていきました。他の店員もキャラクターが強い子ばっかりで、けっこうその店舗によって特色もありました」とおっしゃっていました。確かに店舗によって全然雰囲気が違いました。

 デザインのお仕事をされるきっかけは、「もともと服飾の専門学校に通っていたんですが、そこのアルバイトとして販売員を始めて、卒業してどうしようかというときに、そのまま販売員をやって、ラフォーレ原宿の店長もやっていたのですが、そこのちょっとした企画で、店舗からこういうのを出したらいかがですかという企画を送ったんです。それが社長と専務の目に留まって、そこから二足のわらじで、販売員をしつつデザイナーになりました」っておっしゃっておられました。

 キャッシーさんは「平日はデザイナーのお仕事をして、土日は店頭のほうで販売員をしていました。でもその経験があったからこその今かなというふうには思います」っておっしゃっていましたが、私がロリータを好きになったのは中学生ぐらいだったんですが、やっぱり店員さんに憧れていたからだと思います。今でこそすごく外国の方とかもいらっしゃって、ポピュラーな文化になったような気がしますが、2000年の最初のほうだったのですが、なかなかその頃は敷居が高くて。だから、お店に行くと勇気をもらえました。

 キャッシーさんは「もともとクラシックバレエを習っていて、キラキラしたフリフリの衣装をよく着ていたので。フリフリしたお洋服が好きだったんですね。もともと舞台衣装のほうを目指していたのですが、服飾の専門学校に通っているときにだんだん、衣装というよりブランド展開のほうが自分に向いているなというふうに考えました」っておっしゃっておられました。やっぱり分野が全然違うそうで、キャッシーさんは「似て非なるものというか、ブランド展開は日常使うものなので、着回しであったりとか、商品展開のバランスとかも考える必要があるので、私はそういったほうが得意だったんです。装飾性があって、舞台衣装としても使えるし、普段も着られるというのはロリータがぴったりだなと思って。あとは、もともとコンセプチュアルなお洋服。物語性のあるものに引かれる傾向にあったので、それがお洋服で表現できるというのがロリータの素晴らしいところです」っておっしゃっておられました。

【続きを読む】

  • みすみさん作「ロリータすみぺ」