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【上坂すみれコラム】「上坂すみれの文化部は夜歩く」ヲタカル版 サハリンは思ったより近い!

【上坂すみれコラム】

「上坂すみれの文化部は夜歩く」ヲタカル版 サハリンは思ったより近い!

特集:
上坂すみれ
今村朗さんと

今村朗さんと【拡大】

 サハリンは戦前、日本領だったんですが、歴史の教科書にも載っている間宮林蔵っていう人が江戸時代に北海道からサハリンに探検して、当時は樺太と呼ばれていたサハリンと大陸の間に海峡があるっていうのを見つけたそうで、今でも間宮海峡って呼ばれているそうです。その当時はサハリンって島じゃなくて大陸とつながっているっていうふうに思われていたんだそうです。

 それ以前の地図を見ると、世界の中で最後まで地図中で空白だったり、つながっている地図が多かったのですが、間宮林蔵のおかげで島だっていうのがわかったそうです。サハリンはつい最近までわりと秘境だったんですね。

 今村さんがおっしゃるには、間宮林蔵がサハリンに行ったのは、ロシアがどのぐらい進出しているかを調べに行ったんですって。江戸時代は鎖国だったんだけども、その鎖国の禁を犯して、間宮林蔵はサハリンから中国大陸にわたって、ロシアの進出を調べに行ったそうです。間宮林蔵は死刑になると思って恐る恐る江戸に戻ってきたそうですが、幕府は間宮林蔵の調査をよくやったとほめたそうです。

 当時はまだロシアは進出していなかったんですが、中国は進出していたそうです。現地の民族でアイヌの人とか、今はニヴフっていうそうですが、当時はギリヤーク人という少数民族の人たちがいたそうです。あるのはわかっていたけど気候が厳しくて、当時の航海技術だと海も浅いところが多いので誰も探検に行かなかったんですね。

 今村さんがおっしゃるには、多くの資源があることはわかっていたそうですが、大陸棚という海の下に石油とか天然ガスがあることがわかって、でもそれを採掘する技術がなくてなかなか開発できなかったそうですが、90年代や2000年代になって採掘ができるようになったため注目を浴びるようになったそうです。

 サハリンに総領事館が置かれたのは2001年と最近の出来事だったそうです。ロシアにある総領事館の中では一番新しいんですって。今村さんがおっしゃるには、国境地帯で長い間閉鎖されていたので、進出しにくかったそうですが、石油とか資源が出るようになったので、やはり総領事館つくろうっていうことになったそうです。

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  • 今村朗さんと上坂すみれ
  • サハリン州郷土史博物館(今村さん提供)
  • 恵須取(現在のウグレゴルスク)にある廃墟となった製紙工場(今村さん提供)