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【高橋信之コラム】オタク新発見[2] 梶原一騎が『宇宙戦艦ヤマト』の元ネタを作っていた!

【高橋信之コラム】

オタク新発見[2] 梶原一騎が『宇宙戦艦ヤマト』の元ネタを作っていた!

特集:
高橋信之
漫画 少年画報/ふろく表紙(団鉄也)

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 『巨人の星』『あしたのジョー』『空手バカ一代』『愛と誠』と1970年代のマンガシーンで数々のヒットを飛ばした漫画原作者・梶原一騎。野球、ボクシング、格闘技などスポーツ競技の戦いと青春シーンでは当代随一のヒットメーカーであった。

 その梶原一騎は『宇宙戦艦ヤマト』よりも13年も前に、小説・絵物語『新戦艦大和』(集英社/日の丸1961年-1963年)で、旧日本海軍の作った世界最大の戦艦を空に飛ばし、海中に潜航させていた。

 さらに漫画版『新戦艦大和』(少年画報社/少年画報1963)にも原作を提供し人気を倍増させていた。

 『宇宙戦艦ヤマト』(1974)といえば日本のアニメの主流を「SFテーマ」にした画期的な作品であり、今日の「オタクカルチャー」の原点とも言うべき存在。

だが、制作会社アカデミーは大ヒットに浮かれた放漫経営で倒産、21世紀には原作権の所在を巡りプロデューサー・西崎義展と漫画家・松本零士が法的係争まで行ってしまった悲しき問題作である。

 裁判では「原案者は西崎義展」と認定されたが、実のところ松本零士が描いた『サブマリンスーパー99』や『光速エスパー』といった1960年代のSFマンガ作品から随分とエピソードやキャラクターが転用されており、裁判官や弁護士がもう少しマンガに詳しければ、松本零士は敗訴せず共同原作者として認められただろう。

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