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【ヲタカルインタビュー】「迷家-マヨイガ-」クラウドファンディングは“後援会”(3)オリジナル作品の醍醐味を実感

【ヲタカルインタビュー】

「迷家-マヨイガ-」クラウドファンディングは“後援会”(3)オリジナル作品の醍醐味を実感

アニメ「迷家-マヨイガ-」応援のためのクラウドファンディングについて語るポニーキャニオン・石黒達也プロデューサー、ディオメディア代表取締役・小原充さんとサイバーエージェント・クラウドファンディング社長・中山亮太郎さん(左から)

アニメ「迷家-マヨイガ-」応援のためのクラウドファンディングについて語るポニーキャニオン・石黒達也プロデューサー、ディオメディア代表取締役・小原充さんとサイバーエージェント・クラウドファンディング社長・中山亮太郎さん(左から)【拡大】

 いよいよ放送が間近に迫った話題のオリジナルTVアニメ「迷家-マヨイガ-」。クラウドファンディングによる“後援会”という新たな手法でも話題の同作について、仕掛け人であるポニーキャニオンプロデューサー・石黒達也さん、ディオメディア代表取締役・小原充さん、サイバーエージェント・クラウドファンディング社長・中山亮太郎さんにその裏側を聞く「ヲタカル インタビュー」。最終回は、これからのアニメ産業とクラウドファンディングとの関わりなどを語ってもらった。

 -- クラウドファンディングは成立しましたが、今後もアニメの盛り上げにクラウドファンディングを活用するケースというのは増えてくるのでしょうか。

 中山 今回の試みで3つ目のパターンが見えたなと思っています。ひとつ目はフルで作品全部、本編の長編のお金を全部集められたらいいなというのが、最初の理想論で出てきた話かなと思っていて。次に出てきたのが、もうちょっと短編のパイロットフィルムだけでいいから、10分ものや5分ものとかでいいから、その世界観を表す起承転結がちゃんとついているような、実験版フィルムみたいなのをしっかりとファンの力でお金を集めてつくっていくっていう。もう1ステップ、ファーストステップバージョンみたいなっていうのがちょっと前から見えてきた。まさに「この世界の片隅に」っていうのも、パイロットフィルムをつくるというところから出てきた話だなと思っていて。実はその形がいくつか出てきているんですね。3つ目なのが、いわゆるファン後援会というか、その作品の後援会という形でひとつのコミュニティーをつくって、盛り上げていくっていう、もっとファンとの距離を近づけていくというもの。今回のもので、このパターンが見えてきて。単純に宣伝費集めるとかそういうのではない。ファンにとっても、すごくおもしろい、新しい体験になるというのが見えてきたんで。実際、最近増えてきているんですよ、アニメの案件という相談が。なので、今後もいろんな形で、あくまでMakuakeというのはツールなので、いろんな使われ方をして、いろんなアニメの誕生の仕方という後押しができたらなと思っていますね。

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