あぁ素晴らしきかなTVゲーム第111回 北海道でゲームショップやらマニアショップを徘徊したぞ

畑史進コラム
いや~別の意味でおどれぇたわ

 先週の木曜日(5月24日)から4日間、とあるお仕事で北海道の方に行っておりました。本州のじめ~っとした空気とは違った快適な気候のおかげで身体と心もずいぶんリフレッシュ・・・できませんでした。

 というのも、北海道に渡る前に大きい荷物を持ち上げたときに肩甲骨あたりの筋肉を違えちゃって、肩を上げることが困難になるどころか、ナイフで刺されたような痛みが続くもんなんで、仕事をするだけでも精いっぱい。空いた時間のほとんどはホテルで気絶しているような状態で、思い切った北海道観光ができなかったんじゃい!(涙)

 今回はそんな中、ロキソニンやら湿布を駆使し、体にむち打って訪れたゲームショップを少し紹介しよう。

 ■やっぱり最初は「札幌時計台」が見てみたい

 今回北海道に向かう手段として選んだのは新幹線。なんでわざわざ東京から北海道に行くのに新幹線?と思うかもしれないが、実は私、強烈な片頭痛の持ち主で飛行機の気圧の変化に耐えることができない。一度片頭痛を起こしたら、平気で数時間ノックダウンするため陸路で移動せざるを得ないのだ。

 朝の5時半に自宅を出発して札幌に着いたのは14:40頃、実に9時間の長旅だ。

 早速、ホテルにチェックインするために札幌駅あとにするのだが、この時点で一眼レフカメラのメモリーカードを自宅に忘れていることに気付き、札幌駅周辺でSDカードを安く販売しているお店を検索。すると、札幌駅から歩いて3分くらいのところにTSUKUMOがあることが分かったので、まずはそっちに移動。

 ここで驚いたのが、札幌にあるTSUKUMOが取り扱っている商品の幅広さ。入ってすぐのところで家庭用ゲームのソフトが大々的に扱われており、今まで僕の中にあったイメージを一気覆してくれたのだ。というのも、秋葉原のTSUKUMOはBTOPCやPCパーツ、ゲームングPCに関する商品ばかりを取り扱っているため、「TSUKUMO=PC専門店」くらいのイメージしかなかったからだ。

 しかもここのTSUKUMOは、新品ソフトを値引きしているコーナーまで用意してあるので、早速どんなソフトが値引きされているのかチェック!してみたけど、まぁどれも新品ソフトと言うだけあって値引きされてもあまりお得感があるとは言いづらい。

 ただ、最近倒産したゲーム会社「ディンゴ」の代表作『ラブライブ! スクールアイドルパラダイス』の「ねんどろいどぷち」入りの“初回限定盤”が新品で3000円程度になっており、これが版権ゲーム愛好家である私の目に留まった際、数秒ほど思考停止してしまった(もちろん全種類持っている)。もし興味があれば購入を強くおすすめする。

 目的のSDカードを購入し、早速ホテルに向かうが、肩が痛くてもただ地下鉄とかで移動するのは面白くない。せっかくなら歩いてゆっくりと景色を楽しみながら移動したい。

 というわけで、少し体に無理をさせて近くにある札幌の名所「札幌時計台」に向かって歩く。

 「ニコニコ生放送」の自枠でヒィヒィ言いながら、なんとかたどり着いた札幌時計台の感想ですが、正直言ってよろしいでしょうか?

 「都市開発に失敗してね?」

 いや悪口を言いたいわけじゃないのよ。観光地の目玉となる時計台の近くに高いビルが建っちゃってるもんだから、時間によっては影になって風景全体がぼんやりしているようで、せっかく気候がいいのにここだけ空気がじめ~ってしているような感じがしたのよ。

 外観は上品な感じがしましたよ。ただ、民間に好き勝手にビルを作らせた結果として、シンボルとしての時計台が、なんだか残念な空気が流れているように感じただけ。

 余談だけど、わが地元広島の原爆ドームも同じようなことを言われたことがあって。こちらも周辺にやたら高いビルが隣接するようになって、昔から見ている人に「原爆ドームが小さくなりましたね」っていう感想漏れるほどなんだよ。

 まぁ観光のシンボルと都市開発の兼ね合いは難しいけど、この辺日本という国はめちゃくちゃ下手くそすぎると思うのは気のせいかね?

 ■翌日空いた時間で「ゲームショップ1983」へ

 翌日。次の仕事までだいぶ時間がある僕は、札幌にある「ゲームショップ1983」という札幌の中心部から離れたお店を目指す。

 なんでまたこのお店を知っているのかというと、このコラムを初めてはや3年になるけど、この3年間の間にゲーム好きの方が僕のTwitterをフォローしてくだすった(ありがたいことです)。

 そのフォロワーさんの中で、この「ゲームショップ1983」というお店のツイートを「いいね」や「リツイート」して、時折僕のタイムラインに載せてくれることがある。

 そこで、このお店のTwitterプロフィールを見てみると、札幌にあるお店だというのでこの機会にぜひ足を運ばねばと思ったのだ。

 ところが、僕が訪れたこの日は休業日のようで、お店のシャッターは半開き状態。通販の受け取りのみの営業となっていたのだ。しかも、自分が北海道にいられる期間全てだ!

 「マジかぁ~」と呆然(ぼうぜん)と突っ立ってお店の壁を見てみると、隣に怪しげなチラシがあるので手にとってみる。

 なんとこのペーパーは、このお店が自費で出版している不定期のマガジンのようで、最新作のユーザーレビューからゲーム会社へのインタビューまで載っているという力の入った読み物だったのだ。

 おいおい、都内でも無料の風俗タウン誌はかなり見かけるけど、個人経営のお店でこれだけ力の入った読みものを提供できるって剛の者だぞ。本当に今日休業日なのが悔やまれる。と思ったその時お店の戸が空いて店主の方が出てきてくださった。

 まぁ無理を言ってもしようがないので、事情だけ説明して後にしようとすると「販売はできないけど、少しの時間だけなら中を見てもいいですよ」とありがたいご配慮をいただけたので早速中に入らせていただいた。

 中には当然ながら、新旧問わずさまざまなゲームソフトが列んでおり、店主の方にここのお店のモットーを聞くと「新品を中心に取り扱う」ことだそうで、これが僕の心に大きく響いた。というのも僕が中学~高校時代を過ごした山口は絶望的にゲームショップが少なくて、かつ中古を取り扱うところがまともに新品を入荷しないものだから、常に「欲しいゲームが新品で無ぇのかよ!」という状態が続いていた。

 一応山口市の名誉のために補足すると、高校時代には自宅近辺に大手の家電量販店ができて、そこで新品のゲーム購入は事足りるようになるが、それでも僕の琴線に触れるゲームを取り扱わないことが多く、何度か購入したいから入荷してもらえないかと交渉したが、「売れる確証がないからしない」とバッサリ切られた苦い思い出しかない。

 話を戻していこう。お店を眺めていて特に驚いたのがゲームサントラの数。以前も話したけど、ゲーム関連グッズで特にレアなのがゲームサントラで、昨今はサントラがゲームの初回限定扱いになることが多くなり、サントラCDの販売が少なくなってきた。

 その割にはここのお店の品ぞろえはかなりなもので、都内有数の中古販売店の1コーナーに匹敵するほど。本当にこの日が休業日だったのが悔やまれる・・・。

 最後にお店に飾られてあるサインに目をやると、いくつか知っている人の物がある中、特に目を引いて思わず笑ったのがSEGAの奥成さん(SEGAの復刻タイトルを手がけている第一人者)のサイン。あぁ、あなたもこのお店に来てたんですね・・・。

 とまぁ今回はざっとしか見れなかったけど、今度また時間があるとき、北海道に行ける機会が生きている間にあればまた寄りたいそんなお店でした。

畑 史進

フリーランス声優・ナレーター フリーランスライター。日々、ゲームネタを漁りながらニコ生放送にも出演。スター・ウォーズ解説員、TVゲーム解説員としても活動中。

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