2021.5.2 05:01

43歳・高山忠洋、シード死守へ暫定首位浮上! 欠場2年…目の病乗り越えて/国内男子

43歳・高山忠洋、シード死守へ暫定首位浮上! 欠場2年…目の病乗り越えて/国内男子

12番でバーディーを決め、ガッツポーズの高山。暫定首位に浮上した

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 中日クラウンズ第2日(1日、愛知・名古屋GC和合=6557ヤード、パー70)雷雨による中断のため日没サスペンデッドとなり、9人がホールアウトできなかった。競技を終えた選手では、目の病気を克服し、昨年9月に約2年ぶりにツアー復帰した高山忠洋(43)=スターツ=が67で回り、通算7アンダーで4位から暫定首位に浮上。大会連覇を目指す宮本勝昌(48)=ハートンホテル=も暫定首位。初日首位の金谷拓実(22)=フリー=は1打落とし、2打差の暫定7位に後退した。

 もやがかかっていた視界が開けてきた。上がり2ホールをバーディー締め。17番(パー3)はもう少しでホールインワン、18番(パー4)は8メートルをねじ込んだ。3打伸ばした高山が、暫定首位に浮上した。

 「上位で戦うために戻ってきた。期待と不安は半々だけど、この位置に来られたことが幸せ」

 シード16年目だった2018年7月を最後に2年以上も戦線離脱を余儀なくされた。原因は右目の病気。「瞳に水がたまり、それがレンズのようになっていた。水の中で目を開けたような状態でした」。物がぼやけて見える。ゴルフどころではなかった。原因も分からない。途方に暮れる中、4つ目の病院で「中心性漿(しょう)液性脈絡網膜症」と診断され、同年12月に手術を受けた。

 特別保障制度が適用され、昨年9月の「フジサンケイクラシック」でツアー復帰した。保障が適用されるのは今大会も含めて残り3試合。シードを守るには、18年と今季の獲得賞金の合計が、18年のシード最下位だった選手の約1475万円を超えないといけない。

 “ノルマ達成”まで518万910円。今大会で2人までの2位タイならシード当確となるが、ベテランは「計算すると届かなくなる。明日は自分の未来のために、一打一打をつなげていきたい」と自分に言い聞かせるように話した。暫定首位に5人が並ぶ大混戦を制し、10年ぶりの優勝で快気祝いといきたい。(臼杵孝志)

高山 忠洋(たかやま・ただひろ)

1978(昭和53)年2月12日生まれ、43歳。和歌山県出身。星林高では野球部に所属し、卒業後にプロゴルファーを目指して研修生となり、99年にプロ転向。2002年に初シード、05年「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝。2勝した11年に自己最高の賞金ランキング2位。ツアー通算5勝。177センチ、83キロ。

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