今季の男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で8日に開幕し、日本勢ただ一人の参戦で、出場10度目の松山英樹(29)=LEXUS=は、1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で、通算3アンダー、トップと4打差の2位タイと好発進した。首位は元世界ランキング1位のジャスティン・ローズ(40)=英国=。
2番(パー5)でバーディーをとった松山は、8番(パー5)でフェアウエーからの第2打を7メートルにつけ、この長いイーグルパットを決め、マスターズでは4年ぶりとなるイーグルを奪った。9番(パー4)は、バーディーパットの好機を逃したが、3アンダーの単独首位で折り返した。
後半は7番(パー4)で、この日初のボギーをたたいた。一時は3位に後退したが、18番(パー4)で、2度バンカーに入れながらもパーセーブ。上位勢も軒並みスコアを落とし、2位タイで初日を終えた。
ホールアウト後のインタビューでは、「グリーンがタフな状況だったので、(ボギーをたたいた)17番以外は良いプレーができた」と充実の表情を浮かべ、「流れが悪くなりそうなところで、入ってくれた」と安堵した。