2021.4.4 19:15

稲見萌寧V「究極に追い込まれたら強い」1打差接戦制した/国内女子

稲見萌寧V「究極に追い込まれたら強い」1打差接戦制した/国内女子

優勝しトロフィーを手に笑顔の稲見萌寧=葛城GC

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 ヤマハレディース葛城最終日(4日、静岡・葛城GC山名C=6542ヤード、パー72)

 首位と3打差の6位から出た稲見萌寧(21)=都築電気=が6バーディー、ボギーなしの66をマーク。大会レコードとなる通算12アンダーで逆転し、3週前に続く今年2勝目を飾った。ツアー通算4勝目。3日間首位を守った山下美夢有(19)=加賀電子=は5バーディー、3ボギーの70で通算11アンダーの2位に終わった。

■最終18番5メートルバーディーパット沈めた

 最終18番(パー5)。稲見は5メートルのバーディーパットを決めると、何度も右拳を握りしめた。2日目を終えて24位から、2日連続で66をマークしての逆転Vだ。

 「(年間)複数回優勝、4日間大会で優勝という目標が達成できてうれしい。ガンガン狙っていく気満々でした」

 最終日は首位の山下に3打差の6位からスタート。前半は1バーディーの後、後半はショットがさえた。12、13番(ともにパー4)で、いずれも2打目をピンにからめてバーディー。15番(パー5)では、残り30ヤードから58度のウエッジでピン手前1メートルにつけた。

■2日目24位から2日連続66で大逆転V

 最終組の山下が18番で7メートルのバーディーパットを外し、今年2勝目が確定。統合された2020-21年シーズンでは3勝目をつかんだ。その今季のパーセーブ率は89・78%でランク1位。難コースといわれる葛城GC山名Cで、3日目、最終日の2日間ともボギーなし。通算12アンダーは大会記録を更新した。

 「諦めないでよかった」。ボギーを打たない安定感に加えて、勝負強さが際立つ。通算4勝のうち、今年3月の「明治安田生命レディス・ヨコハマタイヤ」を含む2勝はプレーオフに勝利。あと2勝はともに最終ホールでバーディーを奪い、1打差で制した。「これをしなければ死ぬ、みたいな究極に追い込まれたら強いです」と笑った。

■次は「国内メジャー優勝」

 渋野日向子らの「黄金世代」と、古江彩佳らの「ミレニアム世代」の間の1999年度生まれ。「谷間の世代」と称されることもあるが、稲見の活躍で不似合いな言葉になりつつある。

 「国内メジャーで優勝を目指す。あしたからまたトレーニングと練習を頑張ってパワーアップしたい」。稲見の時代はすぐそばだ。(川並温美)

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