2021.3.17 12:00

【ズームアップアスリート】“黄金世代”山路晶にブレークの予感 好調の裏にオフのトレーニング/ゴルフ

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“黄金世代”山路晶にブレークの予感 好調の裏にオフのトレーニング/ゴルフ

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記者コラム
2021年3月5日、ダイキンオーキッドレディス2日目の山路晶

2021年3月5日、ダイキンオーキッドレディス2日目の山路晶【拡大】

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 女子ゴルフの山路晶(22)=森六グループ=に、ブレークの兆しだ。

 「今年の目標は優勝すること。まずはリランキングを突破したい。出られる試合が限られているので、一試合一試合頑張るしかない」

 1998年度生まれの“黄金世代”。中学2年のときに男子プロの中嶋常幸(66)=静ヒルズCC=が主宰する「トミーアカデミー」に入門し、同学年の畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=らと切磋琢磨してきた。畑岡とは現在も一緒にトレーニングやラウンドをする仲で「刺激になる」。将来はともに米ツアーで戦うという夢もある。「アメリカツアーには挑戦したい。挑戦できるようなゴルファーになること。皆さんが見ていて楽しくなるプレーができるようになりたい」と誓う。

 2019年にプロテストに合格。同年のQT(ツアー出場優先順位を決める予選会)では107位と失敗したものの、昨秋の「樋口久子 三菱電機レディス」で4位。さらに今年は初戦の「ダイキンオーキッドレディス」で15位、2戦目の「明治安田生命レディス・ヨコハマタイヤ」では8位と、2戦連続で上位に入った。これまでのツアー出場は6試合ながら少ないチャンスをものにし、暫定リランキングでは“合格圏”の27位につけている。

 好調の理由はオフのトレーニング。トミーアカデミーの合宿に参加したほか、トレーナーをつけて週に3、4回トレーニングを行い、下半身を強化した。2019年のドライビングディスタンスで250・85ヤードをマークして全体6位の飛ばし屋。さらに磨きがかかり、260~270ヤード近くまで伸びたという。

 今年は出身地の仙台市が甚大な被害を受けた東日本大震災から10年目の節目でもある。「まだ学生のときは何もできない状況だったので、今はできることをして力になれたらいいなと思う」と山路。ツアー初優勝へ。新ヒロインの誕生に期待だ。(川並温美)

山路 晶(やまじ・あきら)

1998(平成10)年9月10日生まれ、22歳。仙台市出身。8歳からゴルフを始める。宮城・東北高卒。2018年QTランク(ツアー出場優先順位)34位の資格で19年1月にプロ転向。同年に3度目の挑戦でプロテスト合格。166センチ、60キロ。