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「地元五輪」出場へ!!肉体改造で今平手応え/国内男子

「地元五輪」出場へ!!肉体改造で今平手応え/国内男子

日本オープンゴルフ選手権の第2日、1番でティーショットを放つ今平周吾=紫CCすみれ(代表撮影)

日本オープンゴルフ選手権の第2日、1番でティーショットを放つ今平周吾=紫CCすみれ(代表撮影)【拡大】

 原則として各国男女各2人が出場できる東京五輪のゴルフ競技。男子で日本勢の2番手につけているのが2018、19年の賞金王、今平周吾(28)=フリー=だ。メジャー大会での苦い体験を糧に、昨年の自粛期間中には新たなトレーナーとともに肉体改造に取り組み、昨年のメジャーで一定の手応えを得た。6月までのライバルとの熾烈(しれつ)な代表争いに、静かな闘志を燃やしている。(取材構成・川並温美)

 ◆燃える2年連続賞金王

 今平にとっては地元・埼玉の霞ケ関CCが会場となる東京五輪。出場権は目の前にあった。新型コロナ禍で1年延期となり、“待った”がかかった形。先行きは依然、不透明なままだ。それでも、2年連続賞金王は冷静に準備を進めていた。

 「昨年は試合も少なく調整が難しかったが、体づくりなどに目を向けられた」

 米ツアーで活躍する松山英樹(LEXUS)に次ぎ、五輪代表争いで2番手につけている。3年連続賞金王を目指した昨年、コロナ禍で国内ツアーも中止が相次ぎ、五輪延期も決定。「コロナが大変な状況だったので。しようがない」。切り替えは早かった。

 ◆全米OP&マスターズ予選通過

 課題は分かっていた。2016年「全英オープン」から19年までに出場したメジャー7戦ですべて予選落ち。「日本でできているパフォーマンスができない。長時間の飛行機移動などに耐えうる体ができていないと思った」。体力不足が原因と分析し、トレーナーを探した。共通の知人を介して出会ったのがアイスホッケー日本男子チームでもトレーナーを務める山本周平氏(36)。昨年4月からタッグを組み、「下半身の強化とぶれない体づくり」をテーマに肉体改造に乗り出した。

 自宅近くのジムで週3度、山本氏が組んだメニューに沿って毎回1時間半のトレーニング。その結果、体重は66キロから69キロまで増え、飛距離は285ヤードから295ヤードまで伸びた。「海外では他の選手に20ヤードくらい置いていかれることも多かったが、トレーニングの全てが新しい発見。体の捻転など動きが違ってきた」と実感している。

 昨年9月の「全米オープン」で、メジャーでは初めて予選を通過して61位。同11月の「マスターズ」でも44位に入った。「少し成長できたのかな」と手応えを明かす。

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