【レッスンガイド】
腰が左に流れていない。クラブが後からついてくるスイング【拡大】
2015年「日本シニアオープン」覇者、平石武則プロ(60)によるレッスン連載「上がってナンボ」がスタート。3回にわたって、大阪サンケイスポーツ運動部の白石大地デスク(41)を徹底的に鍛えます! 第1回のショット編ではアドレスと左腰の動きを修正。“悪癖”を直す、ちょっとした練習法も教えます。 (取材協力・北六甲カントリー倶楽部)
私は「ゴルフは上がってナンボや」と考えています。パー4では2オン2パットでもパー、3オン1パットでもパー。私のドライバーの平均飛距離は260~270ヤードとプロとしては飛ばない方ですが、飛ばなくても正確さを磨けば同じ打数で“上がれる”のです。
さっそくレッスンに入ります。まず、ベストスコア85という白石さんのアドレスを見ると、極端なハンドファーストの構えになっていますね。これだとバックスイングが上がりにくくなるし、左肩が落ちやすくスイングの軸が作れません。
グリップエンドが左足の付け根を指すアドレスが理想です。クラブによってボールの位置は変わりますが、ドライバーからウエッジまで全て左足の付け根を指すように構えてください。どうですか? 見た目もきれいになったでしょう。
次にピッチングウエッジで打ってもらいましたが、すごく気になる点がありました。ダウンスイングでの左腰の動きです。左にスエーしているのでボールにパワーが伝わりませんし、スエーする人はコックが早くほどけてダフるタイプが多いです。
さらに、白石さんは左腰が伸び上がっています。平らなところではなんとか打てますが、コースに出ればティーショット以外は傾斜があります。左腰が伸び上がるとミート率が悪くなってしまいます。