2020.9.16 07:30

【大泉英子さん 全米オープン展望】最難関コース、日本勢は松山の粘りに期待

【大泉英子さん 全米オープン展望】

最難関コース、日本勢は松山の粘りに期待

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全米オープン
松山英樹
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 男子ゴルフのメジャー「全米オープン」が今週、ニューヨーク・ウイングドフットGCで開催される。ゴルフ専門誌編集長で、メジャーをはじめ多数の海外トーナメントを取材しているジャーナリストの大泉英子さんが大会を展望する。

 最大の注目選手は、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)だ。8月の「全米プロ選手権」でコリン・モリカワ(米国)に逆転優勝を許したが2位。その後のフェデックスカップ・プレーオフ3連戦で優勝2度、2位1度と驚異的な強さを誇る。本人も「過去最高のゴルフができている」と向かうところ敵なしだ。

 世界ランク1位を巡りD・ジョンソンと熱い戦いを展開するジョン・ラーム(スペイン)は虎視眈々とメジャー初優勝を狙う。安定したプレーぶりで昨季3勝のジャスティン・トーマス(米国)も優勝候補の一人だ。

 会場は全米オープン開催コースのローテーションでも最難関コースの一つ。2006年に優勝したジェフ・オギルビー(オーストラリア)のスコアは通算5オーバーだった。狭いフェアウエー、深く密集したラフ、硬いグリーンが特徴。ドッグレッグホールも多く、ドローやフェードの打ち分けも鍵となる。

 名物ホールはクラブハウス前の10番(214ヤード、パー3)で、世界のベストホール100の一つ。ガードバンカーは同コースで最も深く、高速の受けグリーン。バック9に折り返す1ホール目からプレッシャーがかかるパー3で、勝敗を左右するドラマが見られるかもしれない。

 難コースで本領を発揮しそうなのが日本のエース、松山英樹。8月下旬の「BMW選手権」で多くの選手がオーバーパーをたたく中、優勝したラームに2打差の通算2アンダーで3位に入った。「今年の優勝スコアは8オーバーだろう」と、同コースゴルフディレクターのスティーブ・ラビドー氏。我慢比べの中、松山の粘りに期待したい。

 他にも06年大会で“自滅”して優勝を逃したフィル・ミケルソン(米国)が、因縁の地でキャリアグランドスラムを達成するかどうかも注目。今年50歳になったが、若手に負けず存在感を示して欲しい。

全米OP日程へ

  • ダスティン・ジョンソン=TPCボストン(ゲッティ=共同)