2020.6.30 05:00

塩谷育代氏、渡辺の復活Vに「心が折れなかった彼女に拍手」/国内女子

塩谷育代氏、渡辺の復活Vに「心が折れなかった彼女に拍手」/国内女子

苦しかった日々を振り返り、渡辺はインタビュー中に涙を見せた(Getty Images/JLPGA提供)

苦しかった日々を振り返り、渡辺はインタビュー中に涙を見せた(Getty Images/JLPGA提供)【拡大】

 アース・モンダミンカップ最終日(29日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)もらい泣きしそうになりました。渡辺さんのどん底の状態を知っているだけに、よくゴルフをやめずに続けてきたと思います。あれほど長く苦しんだ選手は、他に知りません。

 不調の原因は制御不能に陥ったドライバーショット。最大の武器が“凶器”となった大スランプは、見ていて胸が痛かった。プロとして持ち球にしていた右に曲がるフェードを反対のドローに変えようとしたことが、つまずきの始まりでした。

 スタンスを少しクローズやオープンにしたり、ボールの位置を少し変えたりするだけで打ち分けは可能。でも渡辺さんのスイングは典型的なフェーダー。頭でドローを打とうと思っても、フェードの打ち方が染みついた体がついてこない。いろいろと試しているうちに、頭も体も混乱したのだと思います。

 自分のスタイルを思い出し、貫いた今回は球筋も一定していました。この日のために続けてきたゴルフ。心が折れなかった彼女に拍手を送りたいです。(1992、95年賞金女王)

リーダーボードへツアー日程へ