2020.1.21 05:02

【記者とっておきの話】コメント力も一流!石川遼の「返し」は笑点で磨かれた

【記者とっておきの話】

コメント力も一流!石川遼の「返し」は笑点で磨かれた

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石川遼
石川遼(共同)

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 男子ゴルフの石川遼の豊かなコメント力には、2007年にアマチュアでツアー優勝した15歳の頃から感心してきた。

 「米国にいたときは装備が不十分な軽装でエベレストを目指していたのと同じ。まだ、その(米再挑戦の)山道にも立てていない」。昨年7月に「日本プロ選手権」で優勝した際の会見での発言だ。米ツアー参戦時の苦労などを、登山にたとえて当意即妙に応じた。

 19日に終了した国内ツアー今季開幕戦「SMBCシンガポールオープン」を24位で終えた際には「収穫は、アイアンショットがめっちゃ大事やで、というところ」。記者が思わず「何で関西弁?」と突っ込むと、石川もニッコリ。成績が良くても悪くてもしっかりと対応し、周囲の雰囲気にも気を配るあたりはさすが一流と思わされる。

 その表現力は日本テレビ系人気演芸番組「笑点」で磨かれたと、父の勝美さんから聞いたことがある。石川が幼い頃から家族で同番組を見て、一家で謎かけなどをしながら言葉遊びに興じていたという。そこで自然と言葉の反射神経が鍛えられたのだろう。

 東京五輪の出場権争いは原則2枠の日本代表で石川は3番手。2番手の今平周吾との差は大きいが、諦めてはいない。石川は東京五輪とかけて、どう解くのか。出場選手決定まで約5カ月、険しい道のりをどう上っていくのか注目したい。

稲垣 博昭(いながき・ひろあき)

 1998年入社。2003年から運動部に所属し、サッカー担当を経て05年からゴルフ担当。自慢は「日本オープン」アマチュア予選、ドリームステージを突破してプロに交じって1次予選に出場したこと。ベストスコア76。