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樋口久子さん、渋野に驚嘆「新人類…素晴らしい選手が出てきた」/米女子

樋口久子さん、渋野に驚嘆「新人類…素晴らしい選手が出てきた」/米女子

特集:
渋野日向子
10番でショットを放つ渋野。ここを皮切りに後半はバーディーラッシュだった (共同)

10番でショットを放つ渋野。ここを皮切りに後半はバーディーラッシュだった (共同)【拡大】

 AIG全英女子オープン最終日(4日、英国・ウォーバーンGC=6744ヤード、パー72)1977年の「全米女子プロ」を制した樋口久子以来、男女を通じて日本勢で42年ぶりにメジャーを制した20歳の渋野日向子。日本の女子ゴルフ界は喝采の声を挙げた。テレビ中継で解説した樋口久子さん(73)は「新人類が出てきた」と天真爛漫(らんまん)な後継者に驚嘆した。渋野は優勝を決めた直後も“新人類”らしい言動で、世界へ広がったファンを魅了した。

 最終18番、渋野が強めに放ったパットが入った。日本ゴルフ界が待ちに待った瞬間。42年前のメジャー覇者、樋口久子さん(現日本女子プロゴルフ協会顧問)がテレビ朝日系の中継で声を弾ませた。

 「最高ですね。いい勝ち方でした。最後のパットも、ショートしないぞという攻める気持ちがありました」

 優勝が決まった直後、テレビ中継を通じて樋口さんが渋野に“インタビュー”する場面もあった。樋口さんが「3番のダボからよく盛り返しました。(緊張で)しびれなかった?」と問い掛けると、渋野は「(3番では)うーんと思いましたけど、10番のバーディーで切り替えられました」などと応じていた。

 渋野は終盤のラウンド中もギャラリーとハイタッチしたり、テレビカメラに向かってお菓子をほお張ったり。周囲に笑顔を振りまく伸び伸びとした姿に、樋口さんも笑いながら「私たちの時代とは違うけど、特に彼女は違う。新人類というような、素晴らしい選手が出てきて本当に良かった」と喜んだ。

 樋口さんの勝利以降、日本女子は何度もメジャーの壁にはね返されてきた。その中の一人、米女子ツアー通算17勝で1987年には賞金女王にも輝いた岡本綾子さん(68)は「もう感無量。久々に小気味よいゴルフを見た」と感慨深げ。米ツアー9勝で世界ランキング1位にも立った宮里藍さん(34)も「プレッシャーを感じさせず、自分らしさを貫ける強さが最後の勝負を分けた」と感心した。

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  • 1977年6月、「全米女子プロ」を制した際の樋口さん(UPI=共同)
  • メジャー大会の日本勢最高順位