2019.3.27 05:00

【ツアーこぼれ話】上田桃子、右手中指痛に耐え14勝目

【ツアーこぼれ話】

上田桃子、右手中指痛に耐え14勝目

特集:
上田桃子
優勝し、花びらのシャワーで祝福される上田桃子=茨木国際GC

優勝し、花びらのシャワーで祝福される上田桃子=茨木国際GC【拡大】

 前週の女子ツアー「Tポイント×ENEOSトーナメント」は、上田桃子(かんぽ生命)が今季初優勝を飾った。突然の右手中指痛を発症しながらの通算14勝目。「またかと思った…。勝ててよかった」と安堵(あんど)の笑みは母・八重子さんだった。

 上田ほどの“アクシデント系ゴルファー”はいないだろう。2008年には慈善活動中に左手中指の爪をはがして流血し、14年の「森永レディス」はおう吐するほどの体調不良の中で優勝。15年4月には右足親指の爪をはがし、同5月にはドアに左手を挟んで人さし指を裂傷している。

 「森永レディス」の時には「私の場合、体調が悪いくらいが力が抜けてちょうどいいのかも」と苦笑していた。辻村明志コーチは今回の優勝について「学んだことも多かったと思う。力みのないスイングは、新しい桃子のきっかけになるかもしれない」と振り返った。そうなれば、けがの功名。でも、“無事これ名馬”が一番だ。 (臼杵孝志)