岩橋里衣、6差3位!初の賞金シード獲得へ笑顔で申ジエ追撃/国内女子

 
初の賞金シード獲得を目指す岩橋は3位に浮上。最終日は逆転優勝にいちるの望みをかける (撮影・中島信生)

 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日(8日、富山・小杉CC=6605ヤード、パー72)6位から出た岩橋里衣(32)=フリー=が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算6アンダーで3位に浮上した。2014年に7度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人。首位とは6打差あるが、初の賞金シード獲得も視野に最終日へ臨む。2週連続優勝を狙う申ジエ(30)=韓国=が通算12アンダーで初日からの首位を守った。

 ツアー未勝利の岩橋がスコアを1つ伸ばして3位に浮上。時折激しく降る雨の中、上位争いにしっかりと残った。

 「楽しくラウンドできているのが一番。ボギーもあるけどバーディーも取っているので、あすにつながる」

 4番(パー3)でティーショットを1・5メートルにつけると、6番(パー3)では10メートルを沈めてバーディー。13番(パー3)でも6メートルを決めるなど4つのショートホールで3バーディーを奪った。

 看護師を目指していた“変わり種”だ。ゴルフは10歳のとき、父・堅治さん(59)に「大人になったときに役立つ」とすすめられて始めたが本格的ではなかった。転機は、看護コースに在籍していた埼玉平成高時代。「昔やっていた」という理由でゴルフ部に入り、3年時に国体出場。そこから徐々にプロへの道を歩み始めた。

 高校卒業後は研修生やキャディーをしながら練習。28歳の2014年、7度目の挑戦でようやくプロテストに合格した。

 昨年の「サマンサタバサ・レディース」での2位が自己最高。そんな32歳に最大のチャンスが来た。今大会の賞金は総額2億円、優勝3600万円でツアー最高額。2位で1760万円、3位でも1400万円をゲットできる。今季ここまで獲得賞金1000万9833円で69位。一気に初の賞金シード確定の可能性がある。

 「(シードは)入りたいけど、意識すると駄目になる。一打一打に集中したい」

 まずは最終日に全力を尽くす。無欲の先にシード獲得、さらには逆転優勝がある。 (白石大地)

岩橋 里衣(いわはし・りえ)

 1986(昭和61)年5月27日生まれ、32歳。埼玉・白岡市出身。10歳からゴルフを始める。埼玉平成高を卒業し、2014年に7度目の挑戦でプロテスト合格。昨季は獲得賞金1887万1571円でランキング60位。今季はQTランク39位で出場し、6月の「宮里藍サントリーレディス」で今季最高の3位に入った。1メートル56、53キロ。

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