2021.5.19 21:37

英首相担当の看護師辞職 政府のコロナ対策、待遇の悪さ批判

英首相担当の看護師辞職 政府のコロナ対策、待遇の悪さ批判

 英国のジョンソン首相が昨春、新型コロナウイルス感染後に重篤な状況に陥った際、入院先のロンドンの病院で献身的に尽くした看護師が辞職した。看護師は英テレビの取材に対し、政府による新型コロナ対策や看護師の待遇の悪さを批判した。19日付の英各紙が伝えた。

 看護師はジェニー・マクギーさんで、近く放映予定の英テレビ局チャンネル4の番組の中で「危険に身をさらしてきたが、相応の敬意や賃金が得られておらず、うんざりしている」と告白した。国家医療制度(NHS)の下で働く看護師らの賃金について、政府が今年勧告した賃上げ幅が1%にとどまったことに不満を示したとみられる。

 マクギーさんは「決断力に欠けている」と政府の新型コロナ対策も批判。多くの看護師が不満に感じていると指摘した。

 ジョンソン氏は昨年3月に感染して入院。翌4月に退院した際、「NHSが私の命を救った」とし、特にマクギーさんら2人の担当看護師の名前を挙げて「ベッド脇で48時間見守ってくれた」と感謝の意を示していた。(共同)