2021.4.20 00:44

キューバ共産党トップ、ラウル・カストロ氏が退任 後任にディアスカネル氏

キューバ共産党トップ、ラウル・カストロ氏が退任 後任にディアスカネル氏

 社会主義国キューバの共産党大会は最終日の19日、新指導部を選出、党トップの第1書記を務めるラウル・カストロ氏(89)の退任が正式に決まった。後任には1959年のキューバ革命後に生まれた世代のディアスカネル大統領(60)が選ばれた。政権中枢から「カストロ」姓が消えるのは革命以来初めて。

 19日は党内で重要な決定をする政治局員14人を選出。党ナンバー2のマチャド第2書記(90)が退任、高齢の革命世代がほぼ引退した。マレロ首相(57)が選出されるなど世代交代が進んだ。

 カストロ氏は大会初日の16日、基調報告で「第1書記としての任務を終える」と退任を表明していた。ディアスカネル氏は19日の就任後「国の将来についての戦略的決定はラウル・カストロ将軍と相談する」と述べた。カストロ氏は影響力を保持するとみられる。

 カストロ氏は56年に実兄の故フィデル・カストロ氏らと親米政権打倒を目指してゲリラ闘争を開始、59年1月に革命を成功させた。病気療養入りしたフィデル氏の後継として、2008年から国家評議会議長(元首)、11年から党第1書記を務めていた。(共同)