2021.4.19 21:19

「虚偽ニュース」で拘束、ミャンマー在住邦人記者

「虚偽ニュース」で拘束、ミャンマー在住邦人記者

 在ミャンマー日本大使館は19日、最大都市ヤンゴンの自宅で治安当局に拘束されたフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)は、虚偽ニュースを広めた疑いで取り調べを受けていると明らかにした。北角さんは国軍のクーデター後の市民生活や、民政復活を求めるデモを取材。会員制交流サイト(SNS)で情報を発信し、日本のメディアに寄稿していた。

 国軍に不利な情報の発信が「虚偽ニュース」と認定された可能性が高い。国軍は2月のクーデター後、刑法を改正。うそのニュースを拡散したり、社会不安をあおったりしたとして有罪になると、最高禁錮3年が科される。

 北角さんは4月18日夜、自宅兼事務所にいたところを拘束され、ヤンゴン市内のインセイン刑務所に移送された。多くの政治犯の収容先として知られる。日本大使館は北角さんと面会できておらず、拘束が長引く恐れも出ている。

 大使館によると、治安当局は北角さんにけがはなく、自宅から押収した物はないと説明した。(共同)