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東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに353人報告されたと発表した。直近7日間の平均は2日連続で前日より増えて1日当たり361・7人となり、減少の鈍化傾向が出ている。小池百合子知事は記者会見で「絶対にここで気を緩めてはならない」と述べ、徹底した対策の継続を都民に求めた。
50代から90代の感染者11人の死亡も確認され、死者の累計は1221人となった。亡くなったのは1月6日~2月17日。
入院患者は前日より50人減の2097人、うち重症者は前日と同じ84人だった。入院や療養先の調整中は643人に減少。7日間平均で示す陽性率は4・0%だった。
新規感染者353人のうち、感染経路が不明なのは187人。重症化しやすい65歳以上は68人だった。感染者の累計は10万9135人となった。
都内では新規感染者に重症化リスクの高い高齢者層の占める割合が増加。1日当たりの死亡者数の発表は2桁の日も目立つ。