2021.2.17 11:41

ワクチン国内接種開始 東京の病院で1例目

ワクチン国内接種開始 東京の病院で1例目

新型コロナウイルス感染症の国内1例目のワクチン接種を受ける、国立病院機構東京医療センターの新木一弘院長(左)=17日午前8時57分、東京都目黒区(代表撮影)

新型コロナウイルス感染症の国内1例目のワクチン接種を受ける、国立病院機構東京医療センターの新木一弘院長(左)=17日午前8時57分、東京都目黒区(代表撮影)【拡大】

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が17日、国内で始まった。1例目の接種は東京都目黒区の国立病院機構東京医療センターで行われ、医師に米ファイザー製ワクチンが打たれた。医療従事者への先行接種との位置付けで、同センターを含む全国100カ所の病院で同意を得た4万人に接種して、安全性を確かめる。流行収束に向けてワクチンの効果に期待が高まる。滞りなく接種を進めるための供給確保が課題となる。

 東京医療センターでは、医師や看護師ら12人に接種した。体調に異常が起きている人はいないという。1例目となった新木一弘院長は記者会見で「切り札と考えているワクチン接種が始まった。職員や患者の感染防止に役立つことを期待している」と述べた。今後1日約60人に接種し、3月末までに800人に打ち終える。来週中には先行接種に参加する100病院全てで接種が始まる見通し。

 国内外で有効性や安全性を確かめる臨床試験(治験)は実施されたが、日本人のデータは限られている。このため先行接種する4万人のうち2万人を対象に毎日、健康状態を記録してもらい、発熱や体のだるさといった症状のデータを集める。