2020.11.21 21:52

大阪、コロナ感染者で初の400人超え…病床、保健所対応限界に近づく

大阪、コロナ感染者で初の400人超え…病床、保健所対応限界に近づく

大阪・ミナミをマスク姿で行き交う人たち=21日午後

大阪・ミナミをマスク姿で行き交う人たち=21日午後【拡大】

 大阪府は21日、府内で過去最多となる415人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者が400人を超えるのは初めて。府では医療機関や保健所の負担が対応能力の限界に近づいている。目下のペースが続けば病院のベッドや宿泊療養施設が不足し、隠れた感染者を発見するための調査が追いつかなくなる恐れがある。

 府によると、感染した70~80代の男女5人が死亡した。うち2人は死亡後に陽性が分かり、21日発表の感染者に含まれる。重症者は新たに9人判明し、治療中は計87人で過去最多。重症者用ベッドの使用率は42・2%となった。検査陽性率は11・2%で、感染経路不明は6割の251人。

 20日に開かれた対策本部会議で府は、新規感染者がここ2週間の増加ペースよりも緩い週1・2倍の勢いで増えたとしても、12月中旬には中等症と軽症の入院患者数がベッドの最大確保数1400床を上回るとの試算を示した。最近と同じ週1・5倍のペースなら、12月上旬に重症者向け病床や軽症者向けの宿泊療養施設も足りなくなる。