2020.11.21 07:38

米ファイザー、新型コロナワクチンの緊急使用許可を申請

米ファイザー、新型コロナワクチンの緊急使用許可を申請

ファイザーが開発している新型コロナウイルス感染症のワクチン(ロイター)

ファイザーが開発している新型コロナウイルス感染症のワクチン(ロイター)【拡大】

 米製薬大手ファイザーは20日、開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの緊急使用許可を、米食品医薬品局(FDA)に申請したと発表した。欧米メーカーによる規制当局への許可申請は初めて。年内にも許可が出て実用化される可能性がある。

 FDAは来月10日の諮問委員会で外部の意見を聴いて、安全性と有効性を評価。緊急使用が許可されれば米政権は24時間以内に出荷させる方針で、医療従事者ら高リスクの人々への接種が始まることになる。

 同社は日本や英国などでも申請する計画。日本政府とは6000万人分の供給で基本合意している。ドイツのバイオ企業ビオンテックとの共同開発で、1人当たり2回の接種が必要。ファイザーは今年は5000万回分を、来年は13億回分を製造できるとしている。

 ファイザーは18日、ワクチンが発症を防いだ有効性は95%とする、臨床試験の最終段階の結果を公表していた。性別や年代、人種で結果に大きな違いはみられず、倦怠感や頭痛などの比較的重い副作用が報告されたものの、安全上の深刻な懸念はないとしている。

 効果が持続する期間は分かっておらず、大規模な接種が始まってから新たな副作用が明らかになる可能性もある。(共同)