2020.10.19 05:03(2/2ページ)

二宮和也主演「浅田家!」が日本映画初の最優秀アジア映画賞

二宮和也主演「浅田家!」が日本映画初の最優秀アジア映画賞

特集:
ワルシャワから吉報が届き、感激の笑顔を見せる二宮(右)と中野監督

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 「浅田家!」は現地時間14日にプレミア上映。東日本大震災で泥だらけになった写真を甦らせるボランティア活動を行った写真家、浅田政志氏が家族のコスプレ姿を収めた2冊の写真集が原案で、二宮は家族を巻き込み活躍するユニークな写真家を好演。366席の映画館・マルチキノは多くの爆笑に包まれた。

 審査委員は「現在の混沌とした時代にこそ必要とされる希望に満ちた作品。誰もが大きな心を持ち、純粋な夢を決して諦めないユニークな家族の悲しみと喜びの描写が素晴らしい」と絶賛した。

 現地の熱狂ぶりに二宮は「人から人へ気持ちが伝わったことがうれしい」と感激。コロナ禍で「映画館という場所に人が戻ってきて、お客さんが『よかった』と言ってくれる作品を作れたことが何より素晴らしいと思います」と改めて希望を見い出していた。

 「浅田家!」は今回、国際コンペ部門に出品。15作品で最高賞のワルシャワ・グランプリを争ったが、こちらはあと一歩届かなった。

 二宮の作品が国際映画祭に出品されるのは06年の「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督、渡辺謙主演)など4作目。「硫黄島-」は米アカデミー賞の音響編集賞など多数の賞を受賞している。

★中野監督も喜び

 中野監督もコメントを発表。「言葉の壁や国境を越えて海外の人にも受け入れられたことがとてもうれしいです。この映画は家族の話で、東日本大震災の中で苦難にぶつかっても希望を見つけて乗り越えるという話なので、世界の方にも理解をしていただけた」と喜んだ。ジャニーズきっての演技派である二宮も「世界中にある『家族というものの一つの形』を感じていただくことができた」と手応えを実感。今作には兄役の妻夫木聡(39)をはじめ、菅田将暉(27)、黒木華(30)、北村有起哉(46)ら実力派がそろった。