2020.10.14 18:17

補助金「活用できない」 ライブハウス・クラブ、映画の団体が条件緩和訴え

補助金「活用できない」 ライブハウス・クラブ、映画の団体が条件緩和訴え

 新型コロナウイルス禍で苦境に立つ演劇、ライブハウス・クラブ、映画の3分野の団体が14日、継続支援のために設けられた補助金制度が複雑で十分に活用できないとして、申請条件の緩和などを求める要望書を文化庁と財務省に提出した。

 芸術団体への支援事業として、2020年度の第2次補正予算で560億円が確保され、9月末で応募がいったん締め切られた。文化庁によると約5万4000件の申請のうち今月9日までに採択されたのは約1万8000件。6割以上の申請者には補助金が届いていない。

 要望書の提出後、各団体の関係者が衆院議員会館で記者会見し「SAVE the CINEMAプロジェクト」の馬奈木厳太郎弁護士は「新たなイベントやプロジェクトが対象なので、ライブハウスやミニシアターが活用できない」と指摘。あくまで活動経費への「補助」のため、日本劇作家協会の瀬戸山美咲さんは「自己資金がないフリーランスにはハードルが高く、本当に困っている人に届かない」と訴えた。

 要望書では、申請の簡略化や再申請の受け入れを求めている。