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法大同期・剛柔流空手道部主将が明かす菅新首相秘話 五輪へ「菅カラー出して」

法大同期・剛柔流空手道部主将が明かす菅新首相秘話 五輪へ「菅カラー出して」

法大剛柔流空手道部時代の菅首相(右)と岡本さん。主将と副将を務めた(岡本信寿さん提供)

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 自民党の菅義偉総裁(71)は16日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。菅新首相は法大時代、剛柔流空手道部に所属し副将を務めた。同期で主将だった岡本信寿(のぶひさ)さん(70)=自営業=がサンケイスポーツの取材に応じ、「部活動皆勤」「腕相撲チャンピオン」「笑ったらかわいい」などと素顔を紹介。空手が初めて正式競技に採用される来夏の東京五輪へ、法大出身初の首相に「菅カラーを出してほしい」とエールを送った。(取材構成・石井文敏)

 菅新首相誕生の瞬間はテレビで見届けた。法大初の首相誕生に、剛柔流空手道部で同期だった岡本さんは万歳。「菅が日本のリーダーになり、感無量で誇らしい。(在校生、OB、OGら)みなさんに大きな喜びがあると思います」と歓迎した。

 青春時代、ともに空手に打ち込み、汗を流した仲。学生のときの菅氏を「真面目。元気もあり、明るかった。にっこり笑ったら、かわいい。(空手の)突きが強かった。スピードがあって力もあった」と振り返った。

 同部は大学公認のサークルだが、練習は週6日、2時間半の稽古と本格的だった。ときには練習拠点の東京・市ケ谷キャンパスから皇居までを往復する20キロ走も加わることも。上下関係も厳しく、「ミスをしたら連帯責任で腕立て100回だった。でも、ときに先輩の悪口を言いながら絆が生まれた」と肉体を鍛え、強い精神力を養った。

 岡本さんは伊豆大島で行われた1年時の春合宿が印象に残っている。練習後の余興で40人が参加して腕相撲大会が開かれた。菅氏は少年時代から相撲が強かったといい、「腕力がすごかった」と岡本さんも驚く。最下級生の菅氏がOBや上級生を打ち負かして優勝。同期一同で喜んだ。

 新聞発送の積み込み作業や百貨店での発送などのアルバイトもしていたが、「菅は一生懸命。練習を休んだという記憶がない。二段を取得したのは同期では私と菅だけだった」と証言。4年時には岡本さんが主将、菅氏が副将を務めた。練習後に飯田橋駅近くの喫茶店や居酒屋でチーム方針などを話し合い、「よくサポートしてくれた」と感謝。当時から官房長官的な役割をこなしていたようだ。入部当初いた15人の同期は卒業時には7人まで減っていたというが、空手愛で乗り越えた。

 来夏、新型コロナウイルスにより延期された東京五輪が開催され、日本発祥の空手が五輪で初めて正式競技として実施される。2014年に発足した空手道推進議員連盟で会長を務め、競技普及に貢献している菅氏は今月3日の本紙の取材で「何としてもやり遂げたい」と誓った。

 コロナ対策など喫緊に課題を抱える中での船出。今も熊本で空手の指導や普及に携わっている岡本さんは「ぜひコロナが収束し、今までみたいに五輪が開催できれば。国民が納得できる菅カラーを出してほしい」と期待を寄せた。

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  • 2016年1月の「法政大学校友会オール法政新春の集い」でツーショットにおさまる菅首相(左)と岡本さん。今も固い絆で結ばれている(岡本信寿さん提供)
  • 法大時代の菅首相(右から2人目)は常に学ランだった(岡本信寿さん提供)
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