2020.8.20 18:31

藤井棋聖に敗れた木村王位「恥ずかしい限り。また一から出直します」

藤井棋聖に敗れた木村王位「恥ずかしい限り。また一から出直します」

特集:
藤井聡太棋聖
藤井聡太棋聖に敗れた木村一基王位

藤井聡太棋聖に敗れた木村一基王位【拡大】

 将棋の最年少タイトルホルダーで高校生棋士、藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑む第61期王位戦七番勝負第4局の2日目が20日、福岡市で指され、藤井棋聖が80手で木村王位を下し、王位を獲得した。棋聖位に次ぐタイトル奪取となり、最年少の18歳1カ月で2冠と八段昇段を決めた。

 敗れた木村王位は最後、右手を盤上に添えながら頭を下げて投了。藤井棋聖の強さを「やはりミスが少ない」と認め、ストレート負けについては「恥ずかしい限り。また一から出直します」と悔しさをにじませた。

 木村王位は昨年9月、7度目のタイトル挑戦の末、最年長の46歳3カ月で初タイトルを獲得。「中年の星」として注目を集めたが、藤井棋聖の快進撃の前にタイトル防衛とはならなかった。

 木村王位は小学6年でプロ棋士養成機関、奨励会に入会。順調に昇級・昇段を重ねたが、最後の難関、三段リーグで苦戦。四段昇段は23歳と遅咲きだった。座右の銘は「百折不撓(ふとう)」(何度失敗しても志をまげないこと)。相手の攻めを受けながら反撃する棋風で、将棋会館の所在地から「千駄ケ谷の受け師」の異名を取る。

 藤井棋聖は木村王位について「攻守ともに力強い手が多く、(第4局の)最後も怖い形が続いた」と説明。最後まで屈しない木村王位の厳しい攻めに感服していた。