2020.8.15 05:05(1/3ページ)

渡哲也さん死す…「西部警察」など昭和最後の大スター、裕次郎さんの背中追い天国へ

渡哲也さん死す…「西部警察」など昭和最後の大スター、裕次郎さんの背中追い天国へ

映画「レディー・ジョーカー」が封切られ、笑顔を見せる渡さん。硬派で心優しい男の象徴として全国民から愛された=2004年12月撮影

映画「レディー・ジョーカー」が封切られ、笑顔を見せる渡さん。硬派で心優しい男の象徴として全国民から愛された=2004年12月撮影【拡大】

 「大都会」「西部警察」など数々のドラマや映画で存在感を示した俳優、渡哲也(本名・渡瀬道彦)さんが10日午後6時半に東京都内の病院で肺炎で死去していたことが14日、石原プロモーションから発表された。78歳だった。この日、近親者のみで密葬が営まれた。日活の先輩でボスと慕った石原裕次郎さん亡きあと、社長も務めた石原プロが来年1月に解散することを発表したばかり。天国では、石原軍団の看板を下ろして安堵した渡さんと裕次郎さんが思い出話に花を咲かせているに違いない。

 創業者の裕次郎さん他界後、2代目社長、俳優として、石原軍団を率いてきた渡さんが5年の闘病の末に力尽きた。

 所属事務所の石原プロがこの日夜、「長きにわたり病との闘いの末、令和2年8月10日午後6時30分に肺炎のため、都内の病院にて旅立ちました」と発表した。所属事務所によると、9日午前4時に急変して病院に搬送され、緊急入院。長くて2週間と余命宣告されたが、翌10日に妻の俊子さんに看取られて静かに息を引き取ったという。

 葬儀は「静かに送ってほしい」という故人の強い希望で、14日に都内の斎場で家族葬として執り行われたため、舘ひろし(70)ら石原軍団も参列できなかった。謙虚だった渡さんらしく、遺言でお別れの会も行われない。

 2015年6月に心筋梗塞の手術を受けて以降、入退院を繰り返し、ここ数年は呼吸器疾患などで自宅療養を続けていた。今年6月、生前の裕次郎さんの映像と共演した宝酒造CM「よろこびをお伝えして50年~幻の共演~」のナレーション録りを自宅で行ったのが最後の仕事だった。

【続きを読む】

  • 先月29日からオンエアされた清酒「松竹梅」のCMが最後の作品に。ボス・裕次郎さん(左)と時空を超えた夢共演で締めくくった
  • 家族葬を終え、自宅に帰宅した渡さんの妻、俊子さん=東京都内(撮影・田村亮介)