2020.5.15 05:03

テレ東系「らせんの迷宮」は来年延期も 4月期連ドラ、5月下旬から撮影想定のガイドライン作成へ

テレ東系「らせんの迷宮」は来年延期も 4月期連ドラ、5月下旬から撮影想定のガイドライン作成へ

田中圭

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 新型コロナウイルスによる政府の緊急事態宣言が39県で解除された14日、テレビ東京が4月24日スタート予定だった田中圭(35)主演の連続ドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」について、来年放送も視野に調整していることが分かった。一方、その他の民放連ドラが今月下旬の撮影再開を想定して準備に入ったことも判明。今期は織田裕二(52)、木村拓哉(47)、堺雅人(46)ら豪華主演陣が集結。制作側の一部は感染防止対策を明記したガイドライン作成に着手した。

 放送開始を期待する視聴者のために、4月期連ドラがそれぞれが考える最大限の安全対策を講じて“再始動”する。

 「らせんの迷宮」を放送するテレビ東京では、感染拡大防止対策で社員の出社率を2割以下とするBCP(事業継続計画)体制を維持。連ドラ放送に関しても、今回は撮影現場の安全面やキャスト陣のスケジュール調整に万全を期すための動きを模索し、出演者側とも協議中とみられる。

 同局関係者は「出演者や制作陣が自由に動ける環境がそろってから作品作りに集中したい」と説明。来年放送も視野に入れたテレ東の独自路線は4月期以降の7、10月期の制作や編成戦略にも一石を投じそうだ。

 この日、緊急事態宣言は39県で解除されたが、東京、大阪など8都道府県は今月末まで継続。TBSは4日、今月末までのロケや撮影中止を発表しているが、民放制作側の一部は「解除後、速やかに撮影するため」として、5月下旬再開を想定して準備。撮影時のガイドライン作成などに着手した。

 その内容は“3密”など感染拡大防止策を徹底。消毒などに加え、最小限のスタッフで行うスタジオ収録を推奨。ロケも共演シーンを減らすなどが明記されるという。

 ただ、6月上旬から再開しても、多くの関係者は「ロケ地が安全を考えて撮影をOKしない可能性が高い」と指摘。

 4月期は織田のフジテレビ系「SUITS/スーツ2」やキムタクのテレビ朝日系「BG~身辺警護人~」、堺のTBS系「半沢直樹」など話題作が多数。演出関係者は「台本の大きな変更はないが、共演シーンを減らすため、表情のアップが増えるのでは」と“顔芸”重視を予想した。

 今期は通常、6月で撮影終了だが、7月も続くことは必至。担当者は「出演者のスケジュール調整も難しい」と頭を悩ませる。民放上層部は「映画、演劇界を含めて全体が協力して再調整しないと、この難局は乗り越えられない」と力説した。