2020.3.22 18:58

橋下徹氏、K-1強行開催に「感染拡大すれば政治の責任」

橋下徹氏、K-1強行開催に「感染拡大すれば政治の責任」

橋下徹氏

橋下徹氏【拡大】

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、埼玉県と国が開催自粛を求めていた大規模格闘技イベント「K-1 WORLD GP」が22日、さいたま市で予定通り行われた。元大阪府知事の橋下徹氏(50)は同日、ツイッターで「埼玉アリーナで感染拡大すれば政治の責任」と指摘した。

 同イベントをめぐっては、会場を保有する県が複数回にわたって主催者側に自粛を求め、21日には西村康稔経済再生担当相が知事に対して、改めて自粛を促すよう要請していた。しかし、主催者側は「来場者へのマスク配布など万全の対策を取る」として応じなかった。

 大野知事はこの日、ツイッターで「K-1イベントについては、幾度も自粛の協力依頼を行って参りましたが、協力をいただけなかったこと、誠に残念です」と嘆き、「主催者には、可能な限りの防疫措置をとること、万が一の場合に備え、入場者全員の連絡先を得ること等を指示しました」と報告していた。

 民主党政権で環境相などを務めた細野豪志衆院議員は大野知事の投稿を引用し、「法に基づかない自粛要請はこれが限界か」とツイート。「更に危機的状況になったら、緊急事態を宣言し中止を指示するしかない。私権を制限することは国家の権限を強めることの裏返しだが、危機においてはデュープロセスに基づいてやるしかない。それが国民を守ることだ」とつづった。

 細野氏のツイートに橋下氏も反応し、「法に基づかない要請も、法に基づく指示も国民に対する影響力は同じ。どちらも罰則がないのに、国民は普通従う。権力からの要請はそれほど影響力があるので法で縛る必要がある」と指摘。「実際、権力側には法に基づかず中止させようとする意図があった。法に基づく指示は区域、期間、種類を定めなければならない」と訴えた。

 続けて「ところが法に基づかない要請は何も定めることなく権力側のフリーハンド。国民からすると法に基づかない要請の方がよほど強権的。そして政府は何も責任を取らない」とし「今回、K1イベント埼玉アリーナで感染拡大すれば政治の責任。社会防衛のために止めるなら『命令』の上、正当な補償を。憲法29条3項」と記した。

  • マスク着用などの感染防止策が講じられる中、決行されたK-1イベント=さいたま市中央区