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「怖い」市中感染…北海道・沖縄でも、新型コロナ列島拡散加速

「怖い」市中感染…北海道・沖縄でも、新型コロナ列島拡散加速

感染が確認された外科医が勤務する「済生会有田病院」 (撮影・渡辺恭晃)

感染が確認された外科医が勤務する「済生会有田病院」 (撮影・渡辺恭晃)【拡大】

 和歌山県湯浅町の済生会有田病院に勤める50代の男性外科医が新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)を発症した問題で、同県は14日、同病院を外来受診した県内の70代男性も感染が確認されたと発表した。外科医との接点がなく感染が市中で広がっている可能性がある。北海道、東京都、沖縄県などでも感染者計6人を確認、政府のチャーター機第3便の帰国者から1人が陽性と判明するなど、国内の感染者は計259人となり、各地で拡大が続いた。

 和歌山県によると、70代の男性は現在、別の病院に入院中で重症。1日に嘔吐し5日から発熱。近所の医療機関を経て有田病院の内科を6日に受診した。渡航歴などの聞き取りはできていない。

 同病院では、勤務する50代の男性外科医の感染が13日に判明。この外科医と70代男性のほか、同僚の男性外科医と内科の受診者2人、計5人に肺炎の症状があった。県はウイルス検査を実施し感染経路を調べているが、県の担当者は「5人それぞれに院内での接触が見当たらない」と厳しい表情を浮かべる。

 湯浅町は「しょうゆ発祥の地」。伝統的なしょうゆ醸造所が立ち並び、年間約50万人の観光客が訪れる。しょうゆの起源とされる中国からの観光客が最も多い。感染した外科医には最近の渡航歴がなく、中国から来た人との接触歴もなかった。同担当者は「地域で感染が広がっている可能性があり、非常に怖い」と不安を隠せない。

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