2020.1.16 12:59

弘中惇一郎弁護士ら、ゴーン被告の弁護人辞任 逃亡後初の整理手続き

弘中惇一郎弁護士ら、ゴーン被告の弁護人辞任 逃亡後初の整理手続き

 金融商品取引法違反の罪で起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の公判前整理手続きが16日、レバノンへの逃亡後初めて東京地裁で開かれた。関係者によると、地裁はゴーン被告と、同罪で共に起訴された元代表取締役グレゴリー・ケリー被告(63)や法人としての日産との公判を分離する決定をした。ゴーン被告が日本に戻る見通しがないためとみられる。

 ゴーン被告の弁護団のうち、弘中惇一郎弁護士や高野隆弁護士らが地裁に弁護人の辞任届を出したことも分かった。

 この日の手続きで弁護団は、ゴーン被告が日本に戻る見通しがないことや、連絡を取ろうとしていることなどを地裁に説明したという。地裁は、今後の公判や公判前整理手続きの進め方を協議したもようだ。

 地裁はケリー被告らの初公判を4月に開く方向で調整している。ケリー被告は無罪を主張し、日産関係者らが証人として多数出廷するとみられている。

 ゴーン被告は会社法違反(特別背任)の罪でも起訴されているが、逃亡で同罪を審理する公判は予定が立たない状況となっている。