2020.1.7 20:57

ゴーン前会長の妻に逮捕状 キャロル・ナハス容疑者、証人尋問で偽証疑い

ゴーン前会長の妻に逮捕状 キャロル・ナハス容疑者、証人尋問で偽証疑い

キャロル・ナハス容疑者(ゲッティ=共同)

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 東京地検特捜部は7日、会社法違反(特別背任)の罪に問われた前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の東京地裁での証人尋問で、虚偽の証言をしたとして、偽証容疑で被告の妻キャロル・ナハス容疑者(53)の逮捕状を取った。キャロル容疑者は、保釈中に逃亡したゴーン被告と共にレバノンに滞在しているとみられ、実際に逮捕される可能性は低い。

 逮捕状取得に踏み切ったのは、ゴーン被告が日本の司法制度やキャロル容疑者との面会を認めなかった保釈条件を批判しているのに対し、キャロル容疑者が特別背任事件に関与していた疑いがあることを明確にしたいとの狙いがありそうだ。

 特捜部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じた身柄確保の手配が可能かどうかも含め、今後の対応を検討する。

 関係者によると、特捜部はキャロル容疑者のスマートフォンを押収、解析し、チャットアプリで多数回、GFIへの送金に関わったSBA幹部と連絡を取っていたことを確認したという。キャロル容疑者が口裏合わせを図るため、面会を求めるような内容もあったとしている。SBA幹部はゴーン被告と親しかった。