2020.1.1 05:03(1/3ページ)

ゴーン被告、楽器箱に隠れ?レバノン逃亡…保証金15億円没取

ゴーン被告、楽器箱に隠れ?レバノン逃亡…保証金15億円没取

レバノンへ“逃亡”したゴーン被告。初公判は白紙の状態になった

レバノンへ“逃亡”したゴーン被告。初公判は白紙の状態になった【拡大】

 会社法違反罪などで起訴され保釈中の前日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告(65)が日本を出国し、国籍があるレバノンの首都ベイルートに到着したと、複数の欧米メディアが30日(日本時間31日)、報じた。同被告は米国の代理人を通じて声明を発表し「私は今レバノンにいる」と明言した。今年4月に初公判を控え、海外渡航禁止の条件で保釈されていながら無断出国、前代未聞の海外逃亡を敢行した。

 「私は今レバノンにいる」。ゴーン被告は声明でそう宣言し「有罪が前提で差別がはびこり、基本的人権も無視される不正な日本の司法制度の人質ではない」と力説。来週にもメディアとの会見に臨む考えも示唆した。

 国土交通省関西空港事務所によると、29日夜に関空からイスタンブールに向けて出発したプライベートジェット機があった。搭乗者は不明。報道によると、ゴーン被告はトルコからプライベートジェット機でベイルートに到着した。出国の経緯は分かっていないが、出入国在留管理庁によると、データベースなどに出国記録はなく偽名などを使った疑いがある。法務省や同庁、検察庁などは出入国管理の根幹を揺るがす事態とみて出国の経緯を調べる。

 ゴーン被告は2019年3月に保釈された際、作業員姿に変装。今回も“奇手”情報が飛んでいる。レバノンの主要テレビMTV(電子版)は31日、同被告が楽器箱に隠れて日本の地方空港から出国し、民兵組織の支援を受けたと報道した。

【続きを読む】

  • ベイルートにあるゴーン被告の自宅=31日、レバノン(AP)