2019.12.9 08:53

北朝鮮「非常に重大な実験に成功」ICBMエンジン燃焼か

北朝鮮「非常に重大な実験に成功」ICBMエンジン燃焼か

北朝鮮・東倉里のエンジン実験施設を捉えた8日撮影の衛星写真。円で囲まれた部分に噴射で土が吹き飛ばされたような跡がある(プラネット・ラブズ/ミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センター提供、共同)

北朝鮮・東倉里のエンジン実験施設を捉えた8日撮影の衛星写真。円で囲まれた部分に噴射で土が吹き飛ばされたような跡がある(プラネット・ラブズ/ミドルベリー国際大学院モントレー校ジェームズ・マーティン不拡散研究センター提供、共同)【拡大】

 北朝鮮の国防科学院報道官は8日、北西部東倉里の「西海衛星発射場」で7日午後に「非常に重大な実験」を行い、成功したと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。実験内容は不明。エンジン燃焼実験など大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関連した実験の可能性がある。

 報道官は朝鮮労働党中央委員会に結果を報告したとし、「近く(北朝鮮の)戦略的地位をもう一度変化させる上で重要な効果を持つだろう」と強調した。北朝鮮は非核化を巡る米朝交渉で年末を期限に米側に譲歩を迫っている。ICBM発射再開をちらつかせ、揺さぶりを一層強めた形だ。

 トランプ米大統領は8日、ツイッターで、金正恩朝鮮労働党委員長が米国に対し敵対的行動に出れば「全てを失いかねない」とけん制。「彼は私との特別な関係を捨てることを望んでいない」とも投稿し、非核化を進めるよう強く促した。

 朝鮮労働党中央委は今月下旬の総会で重大問題を討議、決定するとしている。日本政府は年内に米朝交渉の進展がなければ、日本列島上空を越える形での発射も排除できないとみて自衛隊による警戒を強めている。(共同)