2019.12.5 05:00

【記者とっておきの話】人気急上昇!元タカラジェンヌも認める新ジャンル“宝塚落語”

【記者とっておきの話】

人気急上昇!元タカラジェンヌも認める新ジャンル“宝塚落語”

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 今年で創立105周年を迎えた宝塚歌劇団は、10月に星組トップスターの紅(くれない)ゆずる、11月に花組トップスターの明日海(あすみ)りおが退団。新人公演などを取材していたタカラジェンヌが相次いで卒業し、改めて世代交代を感じさせる1年となった。

 宝塚の熱心なファンは、先人からの芸の継承という共通点がある落語界にもいる。立川志らく(56)の弟子で宝塚を語る落語に取り組む立川らく次(42)と上方落語の宝塚愛好家団体「花詩歌タカラヅカ」のメンバー、笑福亭生寿(せいじゅ、36)が東西で不定期に開催する「宝塚を語る落語会 ヅカメンズ!!」が人気を集めている。

 2人がマニアな宝塚トークを繰り広げ、宝塚要素を取り入れた落語を口演。本家のパロディーを細部にわたってちりばめて、爆笑を誘う。

 11月20日に東京・月島社会教育会館で行った会には、元花組娘役の梅咲衣舞(うめさき・いぶ)が宝塚卒業生として初めてゲスト出演。明日海の1期後輩にあたり、紅と同じバレエスクール出身で、元トップ2人との秘話も明かして沸かせた。

 梅咲は落語界の宝塚ファンによるチャレンジについて、「大まじめに宝塚あるあるを落語で繰り広げる師匠方の筋立てと話術があまりにも素晴らしい。安易にコラボさせるのではなく、新たなジャンルの作品として、客席を大いに沸かせ、落語の魅力に気づかされました」。カルト的人気を集める“宝塚落語”だが、定番ジャンルとしての広がりも期待される。

小山理絵(こやま・りえ)

 2006年入社。大阪サンケイスポーツ文化報道部で宝塚歌劇などを担当。11年から東京サンケイスポーツ文化報道部に異動。主に宝塚歌劇、テレビ、ラジオ、AKB48グループなどのアイドル、お笑いを取材。